ヒト感!!

人生をハッピーにするヒト・モノ・コトバ、広めたい

21人の「知の現場」バーチャル訪問記(2):フィールド派の人々

先日のエントリに引き続き、『知の現場』紹介の第2弾。知の現場作者: 知的生産の技術研究会,久恒啓一出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/12/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 45回この商品を含むブログ (23件) を見る 今回…

理想とは存在するものではなく、追い求め続けるもの(『理想の会社』より)

これまでなんどか本屋で見かけつつもスルーしていた福島正伸さんの著書を初めて買った。昨年11月に発売された『理想の会社』である。 毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社作者: 福島正伸出版社/メーカー: きこ書房発売日: 2009/10/31メディア: 単行本(…

21人の「知の現場」バーチャル訪問記(1):書斎派の人々

先日、100冊倶楽部ML や twitter で話題になっていた書籍『知の現場』を読み終えた。知の現場作者: 知的生産の技術研究会,久恒啓一出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/12/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 45回この商品を含…

人は質問のされ方によってリラックスできる生き物だ 〜 思考感トランスクエスチョン

「他に何か意見はないですか?」会議の終盤で、進行役(リーダー)がこんな風に質問することがある。 たいていは、 「・・・」という沈黙がしばらく続き、 「特にないようなので、これで終わります」となることが多い(笑)。 議論をし尽くしたため本当に追加…

真の雄弁は無言の実践の中にある 〜 『自助論』より

先週、「天は自ら助くる者を助く」というフレーズで有名な、サミュエル・スマイルズ氏の『自助論』を再読した。スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫作者: サミュエルスマイルズ,竹内均出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2002/03/21メディア: 文…

話題の『プレゼンテーションZen』、実践してみた(iStockphoto もイイ感じ)

最近、巷で話題になっているガー・レイノルズ氏の『プレゼンテーションZen』。プレゼンテーションzenposted with ヨメレバGarr Reynolds,ガー・レイノルズ ピアソン桐原 2009-09-04 AmazonKindle楽天ブックス 10月1日にある場所でプレゼンしたあとで気になっ…

忌避との遭遇〜『結果を出す人の勉強法』

水野浩志さんの新著『結果を出す人の勉強法』を読んだ。結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方作者: 水野浩志出版社/メーカー: こう書房発売日: 2009/10/02メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品…

BELIEVE YOUR トリハダ〜『FREEDOM』

10月28日は僕にとって大切な人の記念日。 まだちょっと早いかなとも思ったけど、ある本を贈ることにした。 これからの彼の人生には限界なんてなく、どこまでも広がっている。 だからこそ、変に型にはまらずに、自由に進んでいってもらいたい。 BELIEVE YOUR …

言葉のごちそうの宝庫〜月刊「致知」31周年

このブログの「言葉のごちそう」カテゴリには、これまで136個のエントリを投稿してきた。 その3分の1から半分ぐらいは、月刊誌「致知」のご縁で出合えたもの(感謝!) そんな愛読誌「致知」が創刊31周年を迎えたとのことで、今週6日の日経新聞に全面広告…

人は自分に関係することしか聞きたがらない生き物だ 〜 『カーネギー話し方入門』より

先週、横浜市内のとあるホテルの宴会場にて30分間のプレゼンテーションをした。聴衆は約80人。 昨年も同じテーマで話をしたのでゼロからではなかったものの、届けたいメッセージを、よりクリアに、より伝わりやすくしたいのでスライドも大幅に入れ替えた。こ…

人開本30選 <メルマガ vol.1〜30 より>

今年の1月から、勤め先でメールマガジンの発行を始めた。週に1本、「人材開発」にまつわる言葉と本を紹介するコラムを書いている。 先週発行分で30号になったのをきっかけに、メルマガ上で紹介した人開本*1をふりかえってみることにした。 (表紙を並べて…

地酒とカクテルとライフワーク 〜『ライフワークの思想』から

外山滋比古さんの『ライフワークの思想』を読んだ。ライフワークの思想 (ちくま文庫)作者: 外山滋比古出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/07/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 41回この商品を含むブログ (16件) を見る この本は、外山さんが「人間と…

使命と角度 ~『修身教授録』より

『修身教授録』の「第13講 使命の道」にて、印象的なフレーズに出会った。修身教授録 (致知選書)作者: 森信三出版社/メーカー: 致知出版社発売日: 1989/03/01メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 62回この商品を含むブログ (38件) を見る 自分の個人的な使…

「人が一人前になるとき、その傍らには……」

先日、尊敬する先輩のデスクの上でみかけて、「読んでないの?これはバイブルだよ」と薦められたのが『企業内人材育成入門』という本。企業内人材育成入門作者: 中原淳,荒木淳子,北村士朗,長岡健,橋本諭出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2006/10/20メ…

セルフ1,2,3 + 不思議な動物(from 『インナーゲーム』)

先日、勤め先の本棚を整理していると大量に同じ著者の本が出てきた。 どうやら、前任者(前々任者?)がこの著者のことが気になり、シリーズで購入していた模様(笑)。 僕も2冊ほど読んだことのあるティモシー・ガルウェイ氏の本だったので、『インナーゲ…

Picture Dictionary で英語の旅へ

「6年生からは授業で英語をやるんだ」 今年の春のある日、息子から聞いたセリフ。 「そういえば、以前おもしろそうな英語の辞書を見たっけなぁ…」と思いかえして、買ったのがこちらの『Oxford Picture Dictionary』。Oxford Picture Dictionary: Monolingua…

変化を恐れる生き物

表紙の笑顔がバツグンに素晴らしい『奇跡のリンゴ』を読んだ。奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録作者: 石川拓治,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 32人 クリ…

素晴らしい「仕事」の定義

ひさびさに立ち寄った近所の書店。 平積みになった本をチラチラ覗きながら歩いていると、やたら目を引く表紙の本を見つけた。 海老名保さんの『「超神ネイガー」を作った男』である。奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男~「無名の男」はいかにし…

足りないのは「時間」ではなく「スピード」だ

最近、とある事情により吉越浩一郎さんの『デッドライン仕事術』を再読した。デッドライン仕事術 (祥伝社新書)作者: 吉越浩一郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/12/15メディア: 新書購入: 7人 クリック: 122回この商品を含むブログ (151件) を見る 吉越…

意味や理由を求める生き物

初めての人たちの集まりに参加すると「自己紹介」はつきもの。 ところが、39歳になった今も僕はこれが大の苦手。 口下手ゆえか初対面ではなかなか印象的な話ができないことが多い。それでも、「ま、自分はスロースターターだし、そのうち分かってもらえれば…

ストロークのつぼ

研修講師であり、ボクシングトレーナーでもある刀根健さんの『ストローク・ライフのすすめ』を読んだ。ストローク・ライフのすすめ作者: 刀根健,フォーメンズ出版出版社/メーカー: フォーメンズ出版発売日: 2008/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリ…

「失敗」と書いて「せいちょう」と読む

ノムさんの『野村再生工場』の帯に書かれていた言葉。 4月に入社してくる若人に向けたメッセージを考えながら本屋をぶらついていたところ、ピピピッとアンテナにひっかかってきた。 「失敗」と書いて「せいちょう」と読む 大切なのは、失敗を次につなげるこ…

腹立たしいほど複雑な生きもの

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』の p.308 で見つけたフレーズ。 人間というものは腹立たしいほど複雑な生きものだ。だから、多くの企業が人事部やそれに相当する部署をつくり、この人間の複雑さに精通する専門家を育てようとするのは、いたって自然な…

『感動をつくる』(2)お客様と同じように

ディズニー・インスティテュートの秘密を記した『感動をつくる』について、シリーズ記事の2本目。 前回は、この本のコアメッセージ「だれでもリーダーシップを発揮できる」について書いた。 今回は、3章「法則1・だれもが大切」のなかで実践したいなと思…

『最高の成果を生み出す 6つのステップ』×『ソース』

この2冊の本は、昨晩発行した社内向けメルマガで紹介した組合せ。 『最高の成果を生み出す 6つのステップ』は、著者マーカス・バッキンガム氏の推し進める「強み革命」の実践書であり、メルマガでは第1章から次のフレーズを引用した。 すぐれたチームのメ…

『感動をつくる』(1)だれでもリーダーシップを発揮できる

「だれでもリーダーになれる。」 これは書籍『感動をつくる』の表紙裏に書かれている言葉だが、日本語の「リーダーになる」という語感からいうと、本書のコア・メッセージとしてはちょっとずれている印象を受けた。 僕には、次のフレーズの方がこの本の主張…

恋をすると興奮する生き物

プロフィール欄にも書いているように、僕は「カラーコーディネーター3級」という資格をもっている。 3年半ほど前、ひさしぶりに何かの資格試験にチャレンジしたくなり、以前から気になっていた「色」について学ぼうと思ったのがきっかけ。本屋で色彩検定の…

メルマガちっくなレター、始めてみた 〜初回は『人を動かす』を紹介〜

今週水曜(14日)、チームのメンバに向けて、一風変わったメールを送った。 内容は、僕がふだん心に留めている「言葉」と「本」を紹介するショートコラム。 何の予告もせずに出張先から突然送りつけたので、みなビックリしていたようだけど、その後の反応は期…

強さと知性と愛を備えた生き物

以前紹介した神田&勝間本でもおすすめされていた自己啓発書の古典、ジェームズ・アレン氏の『「原因」と「結果」の法則』(原著名:"AS A MAN THINKETH"*1)を読んだ。 この本が書かれたのは、今から100年以上も前の1902年。その後生まれた数多くの自己啓発…

美しいことばというのは…

立ち寄った書店でふらっと覗いた文庫本コーナーでよい本に出会った。 外山 滋比古さんの『人に聞けない大人の言葉づかい』である。 タイトルは「HOWTO本」っぽいのだが、外山さんの「ことば」に対する意識や感性のつまった「コラム集」の様相が強い。今年85…