ヒト感!!

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セルフ1,2,3 + 不思議な動物(from 『インナーゲーム』)

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先日、勤め先の本棚を整理していると大量に同じ著者の本が出てきた。
どうやら、前任者(前々任者?)がこの著者のことが気になり、シリーズで購入していた模様(笑)。


僕も2冊ほど読んだことのあるティモシー・ガルウェイ氏の本だったので、『インナーゲーム』を借りて読んでみた。

インナーゲーム

インナーゲーム


これまでの著書でも登場していたセルフ1(頭でっかちな批評者)、セルフ2(高い潜在能力を持つ自然な自分)のほかに、セルフ3というものが登場していた。

私は、セルフ1、2に対して、私という円の中心部にある“一点”を「セルフ3」と呼んで、究極のゴールと考えている。インナーゲームの最後のゴールは、内部にあるのだ。(中略)
 自分の本質は、自分でもわからない。自分の可能性も、自分ではわからない。そのわからない、奥深く潜む真実の「自分」こそ、インナーゲームのゴール「セルフ3」に違いない。その自分が現れるのを待ち、その自分を直接的に自分で体験できた時、歓びはダムのセキを切った水のように人を押し込み、生の満足の真っ只中へと押し流してくれるだろう。(p.217)


例ではテニスがあげられていたが、野球などの他のスポーツ競技はもちろん仕事や日常生活にもこのセルフ1,2,3の概念はあてはまりそう。「うまくやらなきゃ」「そこ、そうじゃないだろう」なんて自分を責めるのセルフ1をおさえて、本当の自分であるセルフ2を信頼し、任せてみよう。それが自然に繰り返せるようになればセルフ3に到達できるにちがいない。



ついでに、「○○な生き物」フレーズも発見。記録しておこう。

人間は不思議な動物だ。“主観的判断”を下すことの弊害はすでに述べた通りだが、とにかく日常生活でも「これはよい」「これは悪い」と、白黒をつけなければ気がすまない性質があるようだ。(p.172)