初めての人たちの集まりに参加すると「自己紹介」はつきもの。
ところが、39歳になった今も僕はこれが大の苦手。
口下手ゆえか初対面ではなかなか印象的な話ができないことが多い。それでも、「ま、自分はスロースターターだし、そのうち分かってもらえればいいや」とあまり気にしていなかった。
ところが、最近『SEのための将来価値を生む人脈「交遊」学』を読んで少し考えが変わった。
- 作者: 森川滋之,A5
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同書では、著者・森川滋之さんが「異業種の人との交遊」を例として2パターンの自己紹介文を掲載しているのだが、はっきりと印象がちがうのだ。
自分が話す番になったら、何を話せば相手の印象に残るのでしょうか?−−ぼく自身を題材に、2つの例を挙げてみます。
(中略)
−−どちらが印象に残りますか?ぼくは【例2】だと思うのですが、いかがでしょうか。【例1】も【例2】も、どちらも、ぼくのことです。では、なぜ【例2】のほうが印象に残るのでしょうか?
ここでは、例1、例2の文例は省略するが、森川さんの主張では印象に残る話のポイントは2つ。
- 「なぜそうするのか?」を語る
- ビフォー・アフターのストーリー仕立てで語る
特に1つ目については、人間の次のような特性を意識したものだとか。
人間は意味や理由を求める生き物です。ある人がすごく立派な仕事をしているとしても、なぜそんなことをしているのかわからないと、なかなか信頼できないものなのです。
どうやら僕の自己紹介が印象に残らないのは、この「なぜ」を語っていないことにあるようだ。
自分のミッション・ステートメントを説明する際にも、その「理由」を語るようにしよう。
Next Action
「理由」付き自己紹介文を作成する。
追記:
同書を含めて、最近たて続けに森川滋之さんの著作3冊を読んだ。いずれもテイストが好き。
- 作者: 森川滋之
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2009/02/28
- メディア: 単行本
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- 作者: 森川滋之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/03/25
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