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理想とは存在するものではなく、追い求め続けるもの(『理想の会社』より)

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これまでなんどか本屋で見かけつつもスルーしていた福島正伸さんの著書を初めて買った。昨年11月に発売された『理想の会社』である。


毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社

毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社



先月事務局として参加した社内研修で、「当社のありたい姿」を探求するグループダイアログを実施していたからか、立ち寄った本屋で気になって手に取って購入。一気に読了した。


本書第2部には、福島さんの描く「理想の会社」ストーリーが実に90ページにわたって載っている。気になった部分を抜書きすると…

こうして小笠原社長は、日報は上司が部下に毎日感謝するために書くものとして、一日の最後に社員全員に送っている。

佐藤は、相談に対しては、感謝と学び、そして主に自分の体験談を語って励ますことにしている。いわゆるアドバイスは、相手から求められた時にだけするようにしている。

私たちは教育とは教えるものではなく、見せるものであると考えています。相手に共感してもらえるまでやって見せることで、相手の自発性を促します。

一日のうち三十分間は、他人や他部門のために時間を使うことが業務となっている。

「パパの会社は何でも楽しいんだね。大きくなったらパパの会社のお嫁さんになりたい」

「私は一流の上司になりたいんだ。一流の上司というのは、部下の名脇役になれる上司だと思っている」


一見してわかるように、素敵な発言がならんだストーリー!登場する人物はどの人も人間的に素晴らしい!


でも、単なる作り話ではなく、福島さんが耳にした複数の会社で実際にあったこと/とりくんでいることがベースになっているのだそうだ。


福島さんの「理想とは存在するものではなく、追い求め続けるものだから」という発言は重い。


「うちの会社なんて…」って思っている人は、一度読んでみてもらいたい。


(おまけ)
本を読んで、福島さんから生で話を聞いてみたくなった。今晩おこなわれるセミナーに参加してくる予定。
http://www.carriageway.jp/semi/fukushima_consul.html

追記(2010/2/4)

行ってきました!生・福島さんから元気、勇気、本気をたくさんもらって帰ってきました。
これからは、僕も恥ずかしがらずに「世界を変えるために!」と口にし、行動することにします*1


講演後、持参した『理想の会社』にサインもいただきました。

(「夢しか実現しない」、素敵な言葉です!)


(参考)
 福島さんが代表をつとめる株式会社アントレプレナーセンター

*1:講演を聞いた翌朝、妻に「世界を変えるために行ってくるよ」と言いながら家を出ました *^.^*