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戦うべき相手~「会社の中には敵はいない」そこにいるのは…?

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水野浩志さんのメルマガ「1日3分トーク術」にて、脊髄反射的に「そう、そう、そうなのよ!」と賛同する言葉に出合った。


ちょっと長いけど以下に引用すると…。

働いている中で、意思疎通がうまくいかなかったり、思ったことと違う指示がきたりといったことがあって、悶々としてしまうことはよくあります。


そうなってしまうと、人間不思議なもので、そんな気持ちにさせる人を敵視してしまう気持ちが芽生えてくるんですよね。


でも、そんなときは、こう考えてみて下さい。


 ★ 会社の中には敵はいない。自分と考え方の違う味方しかいないのだ


そもそも、会社というのは、目的をひとつにした人たちの集団です。


であるならば、社内には敵はいないはずなんですよね。


なのに、考え方ややり方が違うと、ついついこの原則を忘れ、敵視して対立してしまうんですよね。


こうなると、組織で活動して結果を出す、ということが出来なくなってしまいます。


それは、あなたも望むところではないでしょう。


だからこそ、組織改革というのは、敵を倒す発想ではなく、仲間作りの発想をこそ、もって欲しいと思うんですよね。

(出典:2010年5月11日のブログ | 水野浩志の1日3分トーク術


「会社の中には敵はいない。自分と考え方の違う味方しかいないのだ」は名言だ。


長く組織のなかにいると、どうしても悪いところが目につく。


そして、そういった点を「なんとかしよう!」と真剣に考える人ほど、反対意見を持つ相手に真正面からぶつかろうとしてしまいがち。でも、そうやってまっすぐ進もうとする道は、想いを実現するためには実は相当の遠回りになってしまうのだ。


同じことを別の見方から表現しているのが、以前も紹介したトム・ピーターズ氏の『セクシープロジェクトで差をつけろ!』に出てくるこんな痛快フレーズ。

たしかに、戦いのない人生はつまらない。敵をぶちのめす快感は、なにものにも代えがたい。しかし(とくに雄性ホルモンの分泌が多い方に言いたいが)、戦えば敗者が出るということの意味をじっくり考えてほしい。いつかは敵に勝つと思えばこそ頑張れるのだが、それでも、敵と戦うのは愚策であり、エネルギーの無駄である。


戦うべき相手は「問題そのもの」であって、反対意見をもつ「人」ではない。


反対しているその人に、いかにして「問題そのもの」に目を向けてもらえるかが社内プロジェクトの成否をにぎる。


真剣に考えている反対論者ほど、ベクトルが一致したときには心強い仲間になってくれる。
そう信じて、進んでいこう!


#昨日の打合せで伝えたかったのはこういうことなのですよ(笑) > WGメンバのみなさん

関連本

上で紹介したトム・ピーターズ氏の本はこちら。(僕のバイブルです)


デール・カーネギー氏の『人を動かす』にも「議論をさける」という項目があり、参考になるはず。

人を動かす 新装版

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