先日読み終えた『ザ・チョイス』。
- 作者:エリヤフ・ゴールドラット
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
amazon の評価も高低わかれた感じだが、『ザ・ゴール2』の思考プロセスについて興味をもった人なら楽しめると思うなぁ。
で、僕自身が気になり、今後意識していきたいのは以下の3箇所。
- 明晰な思考を邪魔している3つの障害 (p.93-94 の会話文を要約)
1. 現実は複雑だという概念
2. 対立は当たり前だと考えてしまう傾向
3. 人は問題を相手のせいにしたがる
- 『ものごとは、そもそもシンプルである』という考え方を構成する4つの概念 (p.131 を中心に前後の文脈から)
1. 人と人とのいかなる関係にも調和は存在するという信念
2. ウィン−ウィンの概念
3. 相手が求めているよりもずっと大きなウィンを探し出すところからスタートするアプローチ
4. カモフラージュされた問題を通して、より大きなウィンを探し出す能力
- 人を中傷するような仮説(p.207)
人が関わっている状況において直感を使って原因を捜し求める時、人を中傷するような仮説を立ててしまう可能性が高くなるんだ。そして、その誤った仮設を有効だとする結果ばかりを挙げて、無効とする結果は無視してしまう。だから、よくよく注意をしておかないといけない。
特に3つめは頭の中でよいアイデアがうかばない場合、ついつい陥りがちなこと(ここ1週間もこれで進まなかった案件あり*1)。自戒をこめて記録しときます。
※その他、気になった箇所の抜書きは、MediaMarker上に保存してます。
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トートロジーに陥っていると思ったら、このエントリを見返すこと!
(参考本)
- 作者:エリヤフ・ゴールドラット
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2002/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
頭のいい人の思考プロセス―すぐに使える、図と論理の問題解決スキル
- 作者:リサ・J. シェインコフ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
*1:昨日、まずは「中傷仮説」を捨てて関係する人に相談してみたらどうやらうまく解決しそうな気配!