本好き特有の積ん読本問題
最近はネット書店が便利に使えるので、「これはいい!」「読みたい!」という本を見つけるとすぐに購入できる。そのこと自体はよいのだけれど、気がつくと積読本がどんどん溜まっていく。
我が家でも、念願の壁一面本棚をつくったのはよいが、今や5分の1ほどが未読本や読みかけ本で埋まっている(その数は、ゆうに100冊を超えている…)。
家庭内にちょっとした未読本書店があるような状態だ(笑)。
「積ん読」(あるいは「積読」)を検索するとたくさん記事にひっかかる。読書好きにとっては悩ましき日常といったところか。
本に呼ばれる感覚
とはいえ、この未読本コーナーはときどき思いがけない出逢いを生んでくれる。
最近読んでいた本の著者が過去に書いた本を合わせて読んだり、ずいぶん前に買った人事系の本に調べたいことが載っていたり、読みかけていた古典を読書会で読むことになったり…。
買ったことすら忘れている本であっても、一度自分のフィルターを通っているだけに、本屋や図書館の棚の前に立つよりも効果・効能が期待できる。
つい先日も、Twitter上でこんなやりとりをした。
「たくさんの本の前に立つ」
— Hiroshi SAKAI (@hiroc_sk) 2018年1月11日
数学に限らず、大切だと思います。
本に呼ばれる感覚、って絶対にある。 https://t.co/RfRyyp8kRL
「知りたいこと」を心の中に尋ねたうえで、本の前に立つ。そして、呼ばれた本に手を伸ばす。
これは、経験的によい効果をもたらしてくれるはずだ。
2018年 本との向き合い方
というわけで、今年は「週に1度、積読本の前に立つ」ことを習慣化したい。
本屋で新刊本を無闇に買わず、Amazonで安易にポチッともせず、積読本の前に立つことを優先する。
(仕事で読まねばならぬ本と、読書会の課題図書は例外として)
過去にその本を選んだ自分と向き合えるし、新たな本を買わないので積読本を減らすことにもつながるはず。
2018年、しばらくこの方針で本に向き合います。
さて、どんな効果が生まれてくるのか。
関連情報
世の中には、積読肯定論もあるようで…。
昨年書いた本との向き合い方。この本も9年越しでの積ん読本でした。
追記:積ん読にならない読書会!?
例外的に、新しく本を買って参加したい読書会人間塾。「死ぬまでに読みたい名著をみなで読む」がコンセプトで、ほぼ毎月参加しています(なので、積ん読にはならない!)。
1月27日(土)には森信三さんの『修身教授録』を題材に中目黒で読書会を開催します。ご興味あれば、一緒に読み&語りましょう!