「致知」2006年8月号の特集は「悲しみの底に光るもの」。
失明や肉親の死など悲しい出来事にあった方々の言葉がささってくる。
松本サリン事件で自身も被害にあい、今も奥さんが寝たきり状態という河野義行さんのこんなセリフが心に残った。
人生は有限です。人を恨むという行為は、その限られた人生を実につまらないものにしてしまうと私は思うのです。恨んで、恨んで、自分の時間、すなわち自分の命を削っていくような人生を、私は送りたいとは思いません。恨むことに費やすエネルギーがあるのなら、逆に妻が生きていてくれたことに感謝するほうに注いでいきたい。
その場に立った人にしか語れない重みのある言葉だ。だからこそそこに真実があるように思う。
時間(=命)は感謝することにこそ。
参考リンク
月刊「致知」 公式サイト
www.chichi.co.jp