昨日は、職場を早上がりしてあるセミナーに参加してきた。
▼『「手帳ブログ」のススメ』出版記念セミナー〜「仕事に活かすブログ術・入門編」
講師は、シゴタノ!管理人の大橋悦夫さん*1。お会いしたのは今回でたしか3回目なのだけど、blogやSNSを通じてやりとりしていたので不思議と久々感がない。
さて、セミナーそのものは、ブログを書き続けるなかで得られた仕事や生活に活かせるノウハウが390枚(!)のスライドにてんこもり。この驚きのボリュームが、大橋さんの軽やかなテンポの話しっぷりでグングン紹介されていき、あっというまの1時間半だった。
以下、気になった箇所をモリモリ引用してみよう。
■豆論文とTPOV*2
TPOV的な形式で、あとで利用しやすいよう段落単位の豆論文をつくる。単語やキーワードではダメ。3〜4文の1段落の文章にする。
■「あいのり」のススメ
同じような作業は、それをやるのにふさわしい時間帯にまとめて処理する。
そのためには作業記録をつけて振り返る。ためしに1日だけすべての仕事を記録しよう。
■週記のススメ
毎週1回全blogの全エントリを読みかえし、気づいたことをネタ帳に書く。翌週心がけることを1つだけリストアップしておく。4行日記の【教訓】だけを読み返すなら1分でできる。1週間(=168時間)かけてつくった教訓を1分でふりかえれるなんて。どうですか。
■どんな人かを知りたければ、未来を聞く
人は、過去を聞かれると身構える。未来を聞かれるとうれしくなる。そして、必要に応じて過去を語ってくれる。
■まさに「シゴタノ!」と思った本
■blogの墓標
コイン投げでは“表”をたくさん出している人は、多くの回数を投げている。これまで6つのblogをつぶしてきた。シゴタノ!は7つ目のblogにしてうまくいった。
■過去の自分は他人 未来の自分も他人。
人は忘れる生き物だ。ブログは「未来の自分」という他人のために書いている。でも、意識は今の自分に向けて。
いや〜、ほんとに楽しくてタメになるセミナーだった。
最後に、参加した方にはお約束の形式でシメをば。
4行日記
- 事実
- 質疑応答で「blogに書かないようにしていることは?」という僕からの質問に、大橋さんは「キツイ言葉をやわらかい表現へ言いかえたり、漢字をカタカナへ開いたりしてる」と答えてくれた。単純に「どんな基準をもっているか」を尋ねたつもりだったが、大橋さんは一歩先の「こんなテクニックをつかっているよ」というコツまで披露してくれたのだ。
- 気づき
- あらためてシゴタノ!を読みかえしてみると、ひらがなやカタカナに開いていて漢字が少なくい印象を受けた。文体だけじゃなくて、この表現もシゴタノ!が読みやすいことの秘密なのかもしれない。あ〜、質問してみてよかった。
- 教訓
- 対話をすることで初めて得られるノウハウがある。まず声をかけてみること。
- 宣言
- 私は、セミナーなどで積極的に対話してノウハウを交換できる人間です!
- 感謝*3
- いろんな意味でためになるセミナーでした。大橋さん、JINさん、スタッフのみなさん、そして参加されたみなさんに感謝!!
同セミナーに参加された方の報告エントリ(随時更新)
勝手ながら、見つけたエントリをリンクさせてもらってます。お話しできた方も、できなかった方もいらっしゃいますが、「手帳ブログ」つながりで、以後よろしくお付き合いのほどを。
大橋さん自身のセミナー終了報告エントリはこちら。(ご紹介に感謝!)
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=240
ついでに、僕のblogでの『「手帳ブログ」のススメ』の関連エントリも。
http://d.hatena.ne.jp/hito-kan/20060502/1146549623
http://d.hatena.ne.jp/hito-kan/20060502/1146543377
おまけ
しっかり、大橋さんからサインをいただいてきました!
大切にします!!
- 作者: 大橋悦夫
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 159回
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*1:大橋さんの「あすなろBLOG」上でのセミナー紹介エントリはこちら。http://blog.pasonatech.co.jp/003_blogger/104/404.html
*2:Teachable Point Of View の略。人に教えられるちょっとしたコツ
*3:大橋さんのプライベート4行日記には、5行目として「感謝」を必ず書いているのだとか。