ヒト感!!

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ジェノビーズ症候群

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致知』2006年3月号 p.119。
日本ガーディアン・エンジェルスの理事長 小田啓二さんの発言より。

きっと誰かがやってくれるだろう。そう考えて自分は見て見ぬふりをし、無関心を装う現象

ネットで検索すると、やはり小田さんの講演録がひっかかった。

 深夜に女性の方が駐車場で暴漢に襲われて殺されたという事件がありました。この被害者の方は、キャサリン・ジェノビーズさんという方だったのですが、この方は、なんと50 分に亘り襲われ続けており、警察の後の目撃証言では、36 人の目撃証言があったということだそうです。しかしながら、カーテン越しに見ていた、だれかが110 番するだろう、というようなことで、誰も路上に降りて彼女を助けることはなかった。ゆえに彼女は亡くなってしまった。
 全米にそのことを報道されて、のちに専門家はこのことをジェノビーズ症候群、すなわちこのように見て見ぬ振りをしちゃったら、いずれあなたの番になりなすよというようなキャンペーン活動をアメリカでは貼られました。にもかかわらず、その通りの症候群にアメリカはかかってしまった。こういうことだそうです。

2004年の名古屋ロータリークラブでの講演記録より)