「いたたた…。なんだ、この本?」
本好きにとってグサっと刺さる言葉が、ページをめくるたびに登場する。
- 読書は、他人にものを考えてもらうことである
- 良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。
- 多くのばあい、我々は書物の購入と、その内容の獲得とを混同している
著者ショウペンハウエル氏は、「あらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべき」と説く。
いやぁ、まったくそのとおりなんだけど……、積読本があふれかえった自室をみると、顔を覆いたくなる。
19世紀に書かれた『読書について』。
既読の方も多いだろうが、僕の読書体験とそこから得た学びを記録しておきたい。