ジモコロで、郷土愛をつよく揺さぶる記事を読んだ。
(ライターは、@ciotan こと塩谷舞さん)
記事前半は軽いタッチで進んでいくのだが、福井県大野市に到着してからの街の人たちとの交流が素晴らしい。
市役所広報の吉田さんとのやりとり、ポスター展に参加した高校生、モデルになったお店の方々……。
その後で紹介されるのが、ある楽曲に関するエピソード。
「大野へかえろう」楽曲プロジェクト
2016年3月の福井県立大野高校の卒業式。
生徒たちに内緒でおこなわれた、歌のサプライズプレゼント企画だ。
メロディもおぼえやすく頭に残るのだが、なにより素敵なのがその歌詞。
サビはこんな感じ。
大野へかえろう
[( 楽曲プロジェクト | 大野へかえろう より)]
言い出せないから歌にする
大野へかえろう
広い世界に出るといい
いつでも大野は待っているから
僕自身、生まれ故郷を離れていることもあり、両親も当時こんなことを考えていたのかなと想像した。
いま我が家には大学生の息子がいるので、そう遠くない将来、彼は家から出ていくことになる。そのときは、こんな気持ちで送り出したい。
「広い世界に出るといい
いつでも待っているから」
この卒業式は半年以上前の出来事だけど、きょう知れたことに感謝!
参考情報
関連リンク
「大野へかえろう」プロジェクトの舞台裏を描いた、日下慶太さんの記事。
日下さんは楽曲「大野へかえろう」の作詞者でもあり、この曲がどんな風に生み出されたかが語られている。曲に興味をもった方は、あわせて読んでみるといいかも。
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