先日読んだ酒井穣さんの『ご機嫌な職場』にて見つけたフレーズ。
いかなる研修においても、まずは参加者に、その研修の目的に同意してもらわないとなりません。なぜなら、人間は結果として得られるもの(目的)に興味がなければ、それを追い求める行為に、モチベーションを発揮できない生き物だからです。(p.122)
これは、研修に限った話ではない。どんな取り組みだって「得られること」に興味がわかなければ、人はのってきてはくれない。
趣味で集まったコミュニティではなく、職場で新しく始める取り組みならなおのこと、みなの「興味」という要素にどんなに意識的になってもなりすぎということはないと思う。「いまいる場をご機嫌な職場にする」というチャレンジを実施している僕としては、あらためてこの重要なポイントを意識させてもらった。心していこう。
ちなみに、今月26日に勤め先でこの本を題材とした社内読書会を開催する予定。部署も年代も異なるメンバが、「ご機嫌な職場」づくりについてどんな風に考え、実践しているのか。意見交換するのが今から楽しみだ。
参考:読書メモ
酒井穣 / 東洋経済新報社 ( 2011-08-26 )