最近、街角で販売員さんに遭遇する機会が増えてきたので、「THE BIG ISSUE JAPAN」をまたよく買うようになった。
R25などのフリーペーパーもあるけれど、僕にとってはBIG ISSUE海外の記事など普段の自分のアンテナにひっかからないものがあって面白い。
先日買った vol.120 には、イギリス ヨークシャー州での不思議なムーブメントが紹介されていた。
貧困なんか恐くない、
町全体を自由参加の家庭菜園にする
− 英国、ヨークシャー州、住民はゲリラ・ガーデナー
http://www.bigissue.jp/backnumber/bn120.html
物騒な名前の“ゲリラ・ガーデナー”だが実は素敵な活動家。
記事で紹介されていたのはウォーハーストとクリアという2人の女性。
種をたくさん詰めた袋で「武装」したウォーハーストと、彼女と考えを同じにする親友のメリー・クリアの二人が町中でゲリラ的な種まきを始めたのは、去年の春のこと。警察の目を盗んで交差点にこっそり果樹を植え、駐車場にジャガイモやニンジンの種をまき、駅の花壇からは食用に適さないゼラニウムを抜いて代わりにハーブを植えた。
生えてるのを抜いて植え替えるってのがなんとも乱暴だけど、ただのイタズラや愉快犯でもないらしい。
クリアとウォーハーストは、1万5千の住民全員に、自分たちの食材は自分たちで育てるという考え方を植えつけ、オランダから空輸された精肉や長距離トラックで運ばれてきた卵を買うという市場原理に基づいた購買行動をやめさせることを目指している。
活動はじょじょに町の人たちに広がってきており、その秘訣についてこんな発言がある。
植物を育てたり、料理をしたり、みんなで分け合ったり、楽しい時間を一緒に過ごしてみんなで泥まみれになることが大切。
やっぱり楽しそうに活動している人のところに集まってくるもんだよな、と実感。
ちなみに、「The Guerrilla Gardening Homepage」というサイトも発見。同じイギリスなので関係しているのかな?
http://www.guerrillagardening.org/
日本でも「花ゲリラ」という名前で同様の活動をしている人がいるそうで、なんと映画にもなっていて現在公開中!(知らなかった)。
http://www.kirakiraweb.jp/movies/guerrilla/index.html
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