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「やさしさ」は働く人を変える? 〜ホテルアソシア名古屋ターミナル 柴田秋雄さんに学ぶ

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強くなければ生きていけない
優しくなければ生きる資格がない

有名なこの台詞*1を語ったのは、レイモンド・チャンドラーの小説に登場する私立探偵フィリップ・マーロウだが、本エントリでは台詞の後半にある「やさしさ」に注目してみたい。

「なぜ、やさしさを持てばうまくいくのか」ホテルアソシア名古屋ターミナルで起きたこと

2010年9月末、駅前ビル再開発のため惜しまれつつも閉館したのが、ホテルアソシア名古屋ターミナル。

名古屋にお住まいの方は「真心ホテルNo.1」としてご存知かもしれない。また、昨年11月にフジテレビ「奇跡体験!アンビリーバボー」でも再現ドラマが放送されたため、記憶されている方も多いのでは?

先日、このホテルの総支配人だった柴田秋雄さんの著書『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』を読んだ。サブタイトルは「”やさしさ”を大切にしたら、人も組織も生まれ変わった」。


このホテルで、いったい何が起きたのか???

柴田さんは、ホテルアソシア名古屋ターミナルの元総支配人(GM)で、4期連続赤字だったホテルを7期連続黒字へと再生した立役者。それは間違いないのだけれど、「経営手腕をふるって…」とか「すばらしい戦略をもとに…」というサクセスストーリーとはなんだか趣きが違うのだ。

本書の中には、何度もなんども「人へのやさしさ」というキーワードが出てくる。

どうやって一人ひとりが、いい人間になれるか。人間としてのやさしさ、本当の賢さをいかに身につけるか。そのための勉強をする場だ。

学ぶ喜びを知り、人間としての成長ができ、人間に対する本当のやさしさを身につけることでより輝ける生き方ができるようになれば、それはその人間だけでなく世の中のためにもなることだ。

一人の人間として、ホテルマンとして「人へのやさしさ」を前面に出してできること、やりたいことをやってお客様に喜んでもらい評価されるようになってきたことだ、みんなが自信を取り戻した


「やさしさ」という一点に集中した結果、ホテルで働く人たちや、利用するお客さんたちにナニカが広がって、業績にも大きな影響を与えたんだいうことを感じた。

7月30日イベント:「日本一幸せな従業員をつくる!」上映会✕講演会✕対談

7月30日(土)、東京・日比谷で 柴田秋雄さんご本人が登壇されるイベントがある。

イベント プログラム紹介

イベント第1部は、ホテルアソシア名古屋ターミナルを舞台としたドキュメンタリー映画「日本一幸せな従業員をつくる!」の上映会。
youtu.be

第2部は、柴田秋雄さんによる講演会。

そして、第3部は、アドラー心理学やリーダーシップ、コンセンサスビルディングに関する著作を持つ小倉広さんと柴田さんとの対談を予定している。

柴田さんの講演を生で聴く機会は、東京ではなかなかないとのこと。「やさしさを持てば本当にうまくいくのか?」と興味をもった方はぜひお申し込みください*2
プログラム詳細・お申し込みサイト

※チケットも残り少なくなってきたので、お申し込みはお早めに!


関連情報

一般社団法人 人間塾

一般社団法人 人間塾は、7/30イベントの主催団体。ふだんは、東洋哲学や西洋心理学などの古典を読む読書会を開催しています。(東京・名古屋・関西にて、それぞれ毎月1回 土曜日に開催)

(参考)読書会の雰囲気が分かる本

上映会イベントは、大阪、名古屋でも!

「映画に興味はあるけど、東京には行けないなぁ」というあなたへ。大阪と名古屋でも上映会イベントを開催します!

大阪開催(8月6日 12:00〜 会場:大阪産業創造館)

映画上映につづいて、東京でのイベント模様の共有、人間塾塾長 小倉広さんの講演会あり。

名古屋開催(8月6日 13:00〜 会場:名古屋情報センタービル)

映画上映会、東京でのイベント模様(柴田さん講演、小倉さんとの対談)の共有、参加者同士の交流もあります。


お近くの会場に足を運んで、「ホテルアソシア名古屋ターミナルで起きたこと」を一緒に感じてみませんか。

過去記事

「やさしさ」と会社・職場に関する、当ブログの過去記事を集めました。



追記

7月30日、満員御礼で開催することができました。
柴田さんの言葉には、本当にチカラをもらいました!

*1:原文は「If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」

*2:僕もボランディアスタッフとして関わっています