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静かな心、ゆとりある心 〜『菜根譚』から

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11月の人間塾、課題図書は洪自誠の『菜根譚』(講談社学術文庫)だった。


菜根譚 (講談社学術文庫)

菜根譚 (講談社学術文庫)


いくつも気になるフレーズはあったのだが、特に心に残ったのが菜根譚後集に収められている次の一句だ。

風花の瀟洒、雲月の空清は、唯静なる者のみ之が主と為る。
水木の栄枯、竹石の消長は、独り間なる者のみ其の権を操る。


中村璋八氏、石川力山氏の訳文によると、こんな意味らしい。

 そよぐ風や咲く花がさっぱりとしてきれいな様子や、積もる雪や明るく照らす月がすがすがしいさまは、ただ静かな心の持ち主だけが、その風情を楽しむ主人公となることができる。

 また、水の流れや草木のすがたに見える変化のおもむきや、竹や石のたたずまいに見える四季の移り変わりの妙は、ただゆとりのある心の持ち主だけが、その風情を楽しむ権利を得ることができる。


僕は、まだまだ人間修養が足りていないため、日常生活では心乱れるシーンが数多くある。腹がすわっていなかったり、勇気がなかったり、人の目が気になったり…。


そんな反省があるからこそ、この句に惹かれたのだと思う。


今すぐでなくともいい。あと4,5年たって再読したとき、この句のように静かな心、ゆとりある心を身につけていたい。