東北楽天ゴールデンイーグルスが日本シリーズ第7戦を制し、みごと日本一になった。
どきどきハラハラしながら試合を観戦し、9回に田中将大投手が登場する展開に「ひょえー、むちゃするなぁ」と叫びつつも、最後のバッターを三振でしめくくった姿を見て、大きく拍手を送っていた。本当におめでとうございます。
そんな試合の余韻さめやらぬ時間帯に、水野浩志さんのメルマガ「自身力を高める思考のヒント」が届いた。
ふだん野球観戦をしない水野さんも昨日はテレビ中継を観ていたそうで、今シーズンの楽天の活躍をたたえつつ、なぜ日本中の人たちが彼らの戦いに感動し、賞賛したかを次のように解説していた。
全ての人たちが、ひとつのゴールに向かって、筋書きに
基づいた役割を、徹底的に果たして行ったことが、
成功の重要なポイントであり、また、多くの人の
感動と喜びを生み出したんでしょうね。
とても共感するし、納得の理由だ。
一方、楽天への賛辞を送る僕たちに対してもこんな提案がなされていた。
ですから、もしあなたが、今回のドラマに感動したならば、
その熱い気持ちが胸にあるうちに、彼らの栄光に倣って、
自分の仕事の理念、ビジョン、ミッションを明確にし、
そこに向かって、精一杯役割を果たしていくことに
取り組んで行きましょう。
なるほど。
感化されやすい僕は、以前つくったミッションステートメントをあらためて読み直してみた。
結果、個人ミッションステートメントを次のように見直すことにした。
(変更前) 私は、誠実さと笑いで人と人をつなぎ、触媒として相乗効果を生みだします
↓(変更後)私は、つながりの芽を育てることで、チームやコミュニティに相乗効果を生み出します。
活動や行動がより具体的になるように、そして何に対して効果を発揮しようと考えているか、その対象がわかるように。
ここでいう「つながり」は、チームやコミュニティ「内」の関係もあれば、他のチームやコミュニティとの「間」であることもあるだろう。
そういうモヤモヤした関係に着眼し、それを取り上げ、応援することで、触媒として作用しながら相乗効果を生んでいきたい。仕事でも、プライベートでも…。
楽天の優勝を機に、あらためてそんなことを考えた。
参考文献
文言をつくるにあたり読みなおした、岩田松雄さんの『ミッション』。
- 作者: 岩田松雄
- 出版社/メーカー: アスコム
- 発売日: 2012/10/08
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次のフレーズにインスパイアされました。感謝!
- いかに人々を喜ばせるか
- ミッションの実現に人生をかけ、社会を変える
- 自分自身の中で散っている火花を、常に見逃さない
- 企業は、世の中をよくするためにある
- 「人々の心を豊かで活力あるものにするために −ひとりのお客様、1杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」*1
- 「なぜそうするのか?」
- 自分を会社にたとえたら、どんなミッションで自分を運営していくのか
- 好きなこと x 得意なこと x 何か人のためになること
- もっとも輝いていた瞬間 = もっともその人らしい火花が散った瞬間
- 大切なことは、ミッションを持ち、社会をよくする一翼を担うこと。
追記(2013/11/9)
さらに変更しました。
私は、つながりそうな関係を見つけ励まし応援することを通じて、チームやコミュニティに相乗効果を生み出します。
↓
私は、つながりの芽を育てることで、チームやコミュニティに相乗効果を生み出します。
*1:スターバックスコーヒーのミッションステートメント