今朝の朝日新聞「be on Saturday」にて、藤原銀次郎さんという人のことを知った。(連載「磯田道史のこの人、その言葉」より)
藤原さんは、明治2年生まれの実業家で王子製紙の社長をつとめ、「製紙王」と呼ばれた方。後に、政治家として貴族院議員、大臣を歴任したり、横浜に藤原工業大学(現在の慶応義塾大学工学部)を設立したりと、幅広いジャンルで活躍したのだそうだ。
その藤原さんがのこした言葉に、「愉快に働く法十ヵ条」というものがある。
- 一、仕事をかならず自分のものにせよ
- 二、仕事を自分の学問にせよ
- 三、仕事を自分の趣味にせよ
- 四、卒業証書は無きものと思え
- 五、月給の額を忘れよ
- 六、仕事に使われても人には使われるな
- 七、ときどきかならず大息を抜け
- 八、先輩の言行を学べ
- 九、新しい発明発見に努めよ
- 十、仕事の報酬は仕事である
愉快に働く法十ヵ条 - *ListFreak
骨のある、それでいて、自分に対して非常に厳しい言葉だと思う。
日々の仕事への取り組みをふりかえってみて、どうだろうか。
正直なところ、僕は「むぐぐ…」と痛い気持ちにさせられた。
この十ヵ条に対して正面きって「Yes」と言えるように働いていきたいもの。
参考情報
- 藤原銀次郎 - Wikipedia
- 王子製紙株式会社|文化・社会活動 > 藤原科学財団
- 藤原氏が、私財を投じて設立した財団。毎年、科学技術の発展に貢献のあった人に「藤原賞」を贈呈している。
- 藤原科学財団 > 設立の経緯