第2日本テレビ(http://www.dai2ntv.jp/)に「爆発屋 岡本太郎大博覧会」というコンテンツがある。
岡本太郎さんの顔がたくさん並んでいるこのページ。クリックするとTAROさんのビデオメッセージが流れる。
太郎爆弾056号「感動とは何だ!?」では、ルーブル美術館に初めて訪れたときのエピソードがこう語られている。
ルーブルに行って 有名な絵がいっぱい並んでいるところ
それを観て うわぁ!と感動しちゃって
ボロボロ涙が出る
ふるえあがっちゃったあんな感動したことはなかった
涙をだしたことはなかったんだけど
はじめて涙がこぼれた
それから数年して同じ絵をみたとき、意外にも今度は「なんてことはなかった」んだとか。
そこでTAROさんは「感動」の意味をこうとらえた。
「あぁそうか!」と思ったのは
つまり感動したのはこちらなんだね
震えあがったのはこちらなんだつまりその絵がいい悪いじゃなくて
その絵をきっかけに自己発見したんだ
映画にしろ本にしろ同じものを観たり読んだりしても、心に響くタイミングがある。響かないときは自分のなかでの新たな発見がない、ということなんだろう。
モノの絶対的な評価は難しい。ある時点での評価というのは実は自分の準備ができていないだけなのかもしれない。前に感動しなかったからといって低く見るようなことはせずにいよう。これはヒトに対してもいえること。