ヒト感!!

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学習高原(プラトー)を乗りきる秘訣/『達人のサイエンス』に教わったこと


昨日、ICHIROYA和田さんのブログで「成長曲線」についてのエントリを読んだ。

成長曲線と学習高原(プラトー)

読みながら思い出したのが、6年前に勤め先の新入社員 約80人の前で話をしたときのこと。

職場に配属されて4ヶ月たった彼らをフォローアップするため、毎年10月に開催していたその研修では、若手先輩社員たちが体験談を話してくれることになっていた。人事部にいた僕はその前座役で、“成長に関する2つのキーワード”の 1つとして、まず「成長曲線」を紹介した。

少しずつ仕事の中身が見えてくる時期。できることが増えてきた実感をもっていた人には、頷きながら聞いてもらえていたように思う。


一方、教わっている仕事がなかなか身につかず、自身の成長を感じられない人も少なからずいるのがこの時期だ。そんな彼らに向けて、もう1つのキーワード「学習高原(プラトー)」も紹介した。


この 2つのキーワードとともに、「成長は諦めない人に訪れる」という話をしたのだが、さて、思いは届いていたのだろうか…。

『達人のサイエンス』に教わったこと

この2つのキーワード、特に学習高原(プラトー)という言葉を知ったのは、『達人のサイエンス』という本がきっかけだ。

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「六方礼拝(ろっぽうらいはい)」と「今この瞬間!」

いろいろあってモヤモヤしていた時、傍らにあった致知2015年3月号をふと手に取った。

そこで目に止まったのが、アルボムッレ・スマナサーラ長老*1の記事。

お釈迦様が人々に生きる道を説かれる時は、常に言葉の定義を明確にされました。そして仏教的な成功というのは、どんな側面から人生を考えても問題がなく、安全なものです。


記事では、その後「六方礼拝(ろっぽうらいはい)」という言葉が紹介されていた。

お釈迦様が、両親を亡くしたシガーラという青年に、正しい六方礼拝の方法を説いた『シガーラ教誡経』という経典があります。


「六方」とは、東南西北下上の方角のこと。それぞれ、両親、先生方、家族、友人、雇い人、出家者を意味しており、人生における人間関係のすべてを指す。六方礼拝とはそれぞれに対するお勤めを指したもの、なのだとか。


※シガーラ教誡経、六方礼拝については、こちらの本に詳細が…*2

成功する生き方  「シガーラ教誡経」の実践 (角川文庫)

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  • 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 文庫
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で、スマナサーラ長老について気になって検索してみると、2012年の TEDxSeedsでのトークが見つかった。


破る | Ven. Alubomulle Sumanasara [アルボムッレ・スマナサーラ] | TEDxSeeds 2012 - YouTube


流暢な日本語(関西弁?)で、「自分探し」の無意味さを説き、会場の笑いを誘う。
その一方、後半には何度もなんども「今この瞬間を生きて!」というメッセージを主張されていた。

強く心に響く言葉、出逢いに感謝!

関連リンク


幸福な人生を歩むには|致知出版社編集部ブログにて、上記記事の後半部分が紹介されています。


アルボムッレ・スマナサーラ - Wikipedia
(すごい数の著作!)


アルボムッレ・スマナサーラ長老 - 日本テーラワーダ仏教協会
(プロフィールの他に、法話の音源あり)

*1:Alubomulle Sumanasara。スリランカ上座仏教(テーラワード仏教)長老。1945年生まれ。1980年に国費留学生として来日されている

*2:本の内容については、こちらのブログに詳しく解説されています

『やりきる技術』を再読して決めた、3つのやめること

小倉広さんの『やりきる技術』を3年ぶりに再読した。

やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん

やりきる技術―最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん

本書は、「始まる」「続ける」「やり直す」の3ステップで“やりきる技術”を身につけていこう、というもの。

Chapter3「続ける技術」の中にこんなフレーズがある。

もっと朝の時間の使い方に慎重になってほしい。そして「聖域」をムダに使うことに対して神経質になり、過敏になってほしい。(略)朝を制する者が仕事を制す。その気構えで、ムダを徹底的に排除してほしい。そうすれば、これまで「続ける」ことが困難だった大切な「緊急ではない重要事項」が前に進み、そして、それにつれてますます仕事や人生が充実してくることだろう。(p.113)


朝の聖域を守るのがよいことだ、ということは頭では「分かっている」つもりだった。けれど、最近まったくもって実践できいないと思い知らせられたので、この機に「やめること」を3つ決めた。
心に決めただけではつい誘惑に負けてしまうので、引込みがつかなくなるようここで宣言!

1.午前中のFacebook

以前、「つながり熟成機」と書いた Facebook。僕は「直接会ってお話ししたことがあり、1対1で話ができる間柄の方」に限定して友達としてつながっている。

大切で価値あるつながりなのは間違いないのだが、みなさん魅力的な活動をしているので、どうしても長居してしまいがち(笑)。特に、休日の午前は時間があるのをいいことに、ついつい読みすぎてしまい、気がつけばあっという間に昼になってしまう。平日も通勤電車のなかで読み始めると、これまた時間がたってしまう。この時間をアウトプットづくりや読書などにあてていきたい。

というわけで、平日・休日ともに午前中は Facebookへのアクセスをやめる*1
もし午前中に「いいね!」とか押しているのを発見したら、ご指摘(通報?)ください!

2.睡眠不足

20代、30代の若かりし頃、睡眠は 3,4時間も取っていればまったく問題なかった*2。それが 40代も半ばにさしかかった今、睡眠不足が翌日の体調にめちゃくちゃ効いてくるようになった。だめ、ゼッタイ!

睡眠不足の原因は、夜更かしと朝起きてからのまどろみ。遅く帰って食事をして腹がこなれるまでグタグタと起きていたり、朝目覚めてからもあれこれボーっと考えている時間が長い。そんなことしているならその時間をあてれば、あと1時間は睡眠時間を増やせるはずなのだ。

まずは、5時間以上の睡眠を確保することを目標とし、帰宅してからいかに早く眠るか、朝の時間をテキパキすごすルーチンを決める。

3.興味のままに手を出す

何かを実施する際、(特にプライベートでは)時間をしっかり見積もらずに、興味のままに手を出すことが多い。結果的に満足いく出来になることもあるのだが、えてして「げ、ここにこんなに時間をかけちゃったの!?」となることの方が多い。時間管理が苦手…。

というわけで、「何分でやる!」と決めてから着手することを習慣化する。

このブログも30分で書くと決めた!
…あと3分なので急ごう(汗)

まとめ

やりたいことは数限りなくある。
特に後回しにしがちな「緊急ではない重要事項」を行うためには、何かをやめて時間をつくりだすのが必要だ。

上にあげた3つを今日から「やめる」ことを、ここに誓います!

関連本

古川武士さんの『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』。

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣

やめると宣言した「1.午前中のFacebook」に関係してこんな記述がある。

完全にネット・スマホをやめることは不可能でも、利用をコントロールしたいところです。
ここでは3つの対策をお伝えします。
対策1:熱中できるスイッチング行動を見つける
対策2:時間、タイミングを制限する
対策3:やりにくい環境を作る

僕の場合、スイッチング行動は、読書と読了本記録にするとうまくいきそう。


そして、もう1冊。
こちらはタイトルが気になりつつスルーしていたが、最近本屋でみかけて購入した本。

習慣の力 The Power of Habit

習慣の力 The Power of Habit

あらためて読んでみたい。

関連エントリ

2011年末、Facebookとの付き合い方について書いたもの。

*1:急ぎで通知されるFacebookメッセージは例外対応。あと、サービス連携していて登録される読書記録などもあるから、意外と離れたように見えないかも(笑)

*2:90分の倍数だと寝覚めがいいと聞いたこともあり、あえて 3時間、4.5時間睡眠にしていたことも…

原体験は父の「おおきに!」

僕は、買い物や食事をして店を出るときに「ありがとう」「ごちそうさま」と声をかけることにしている。
あと、バスやタクシーを降りるときも運転手さんに「ありがとう」と言う。


ときどき一緒にいる人に「えっ?」と驚かれるんだけど、自分では小さい頃からの習慣になっているのでほとんど意識していないし、逆に驚かれることに驚いてしまう(笑)。


で、この習慣のもとは何だろうと考えてみるに、原点は幼い頃に見ていた父の姿なんだろうなと思いあたった。


印象に残っているのは、こんなシーン。

  • 近所の商店で買い物をして、お金を払ったあと「おおきに!」と店を出る*1
  • 散髪屋を出るときに、カランコロンというドアを開ける音とともに「おおきに!」
  • タクシーを降りるとき、ドアから出る前に「おおきに!」


大阪人ではないのに、なぜか「おおきに」がお気に入りだったみたい(笑)。


一方、父からは「挨拶をしろ」とか「挨拶が大事だ」なんて言われた記憶はさっぱりない。


やはり、言葉よりも行動が、子どもに影響を与えるんだな、ということをあらためて実感した。と同時に、自分の行動が息子や周りの若者たちにどんな影響を与えるのかと考えと、ちょっと怖い気もする。


まずは、父の「おおきに」に負けぬよう、「おはよう」「ありがとう」「ごちそうさま」を続けていこう。

関連エントリ

関連本

[新装版]ことばのご馳走

[新装版]ことばのご馳走

このブログのカテゴリの1つにもなっている「言葉のごちそう」。
挨拶こそは、ご馳走の主食なんだろうな。

*1:しかも脳裏に浮かぶのは、下駄履きの後姿(笑)

習慣の裏に潜む感情

2014年のテーマを「習慣化 × 感情」と決めてから1週間がたつ。
面白いもので、テーマを決めるとそれに関連する情報があれこれと目につくようになるし、頭にもいろんな考えが浮かんできた。


そもそも習慣化している行動をとっている際には、どんな感情がひそんでいるのだろう。
ポジティブもネガティブもひっくるめると、こんな感情がありそうだ。

  • 気持ちいい
  • (やらないと)気持ち悪い
  • (言われたから)シブシブ
  • (皆がやるから)なんとなく
  • 褒められたい
  • 起こられたくない
  • 気がつけば…(無意識で)
  • 目標達成したい
  • 楽だ
  • 楽しい
  • ねばならない
  • せずにいられない衝動
  • 当然すべきだと頭で思う
  • 人の目が気になる
  • 仲間意識につきうごかされて
  • 健康によさそう

etc.


これって、2軸か3軸のマトリックスに整理できそうな予感。
実際に習慣化している行動をあてはめて、分類してみよう。

関連:習慣本

こちらの本は、今週ネットで目にとまり、入手した一冊。

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣


「やめる習慣」に特化した本ということで、今の自分にはかなり気になる内容。よさげならばまた紹介します。