ヒト感!!

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妙に気になる女性アナウンス、横浜市営地下鉄の【あの声】は誰?


電車内でふと聞こえてきた音に、ハッとすることはないだろうか。


僕は音に敏感なようで、何かに集中しているつもりでも、つい耳を奪わてしまう瞬間がある。いまから1ヶ月半ほど前に、「おや?」と気になって、こんなことをつぶやいていた。




妙に気になる声

この新しい車内アナウンスは、今年7月に始まる横浜市営地下鉄ブルーラインの快速運転にむけて導入された音声らしい。
(そういえば「【普通】○○行きです」という案内も追加されている)


最初は特定の車輌から始まったためか遭遇する機会が少なかったが、最近では地下鉄に乗るとほぼ同じ声をきくようになった。


YouTube上に動画がアップされていたので、まずは聴いてみていただきたい。
僕が気になったのはこの方の「声」。



この、抑えぎみの低めの声と、ゆらゆら揺れる不思議なイントネーション、そしてやや息まじりでセクシーな文末の余韻に、なんだかドギマギしてしまうのだ。


いったい誰の声なのか?(アナウンサー?声優さん?)
ネット検索したところ…

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あるべきなのにないものを見つける 〜サグラダ・ファミリアの探求者

月刊「致知」2012年12月号にて「私は創造者ではなく、探求者である」というフレーズを見つけ、とても興味を惹かれた。

サグラダ・ファミリア 主任彫刻家 外尾悦郎さん

言葉の主は、外尾悦郎(そとお・えつろう)さん。
アントニオ・ガウディが設計したサグラダ・ファミリア教会の主任彫刻家として活動されている方だ。


サグラダ・ファミリアとは、スペインで 1882年に着工され、いまも工事が続けられているあの巨大な聖堂のこと。


(クレーンがあるおなじみの光景。一度はこの目で見ておきたい!*1


外尾さんは、このサグラダ・ファミリアに、1978年から 30年以上も彫刻家として参加しておられる。

ガウディが見ていた方向を

着工からすでに130年、ガウディが亡くなってから86年がたっている現在、この建築プロジェクトには詳細な設計図が残っているわけではない。では、何をもとにしているのかというと、ガウディの建築思想を想像する形で建設が進められているそうだ。


そのことを、外尾さんはこんな風に語っている。

ガウディを見るのではなく、ガウディが見ていた方向を見る

見えないけれども本来あるべき答えを見つける、あるべきなのにないものを見つける。(略)新しいものを設置した時に、地元の人たちが、あぁ、これはなぜいままでなかったんだろうか、と感じるようなものをつくる


そんなこともあり、外尾さんはご自身の役割をこう表現されている。

いまのアーティストといわれる人たちと私が全く違うのは、私は創造者ではなく、探求者であるということです。


「創造者」ではなく「探求者」。
内面から湧きあがってくる芸術的センスではなく、見る・感じるなどの五感を駆使した探究的センスが必要だと理解した。

探求者として発見する

これって、芸術だけでなくビジネスの世界でも同じような気がする。
考えに考えて素晴らしいアイデアが天から突然降りてくる、なんて虫のいいことはそうあるわけではない。むしろ、市場やお客様、競合や自社をじっと観察して「あるべきなのにないもの」を発見する、というアプローチの方がよい結果が出るのではないだろうか。


探求者になりきって、自分の身の回りをよくよく見てみよう。
「あるべきなのにないもの」がないか。「なぜ今までこれはなかったんだ!」と周りの人たちが膝をうつものが隠れていないか。


そんなことを考えさせられる記事だった。

関連サイト

追記

2015年12月12日から、映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』が上映される、とのこと!!

youtu.be

*1:写真は、こちらのサイトからいただきました。(サグラダ・ファミリアの写真はこちら

「人」から学ぶためのテレビ番組 7本

昨年春にHDDレコーダーを導入してから、予約録画して観るテレビ番組が増えた。なかでも、人物を中心にとりあげていて、その人の考え方や生き様に触れられる番組を観るのが好きだ。


スポーツ選手、歌手、俳優のように名前が知られている方たちの若い頃の話を聞くのはたいへん興味深い。また、一般には名前が取り上げられていなくても、ある世界で変化を先駆けて仕掛けている経営者、社会起業家、職人、教師、ビジネスパーソンなどの方々が取り上げられていて、彼ら彼女らの抱いている強い想いからも刺激を受ける。


最近、毎週録画しているのが次の7つの番組。全く知らない人に出会う確率が高い順に並べるとこんな感じ。(twitter アカウント等も分かる範囲で記述しておきます)

地球ドキュメント ミッション*1

screenshot
http://www.nhk.or.jp/mission/
twitterハッシュタグ: #nhk_mission

貧困や格差、人権の抑圧、環境、エネルギー、食糧・・・
世界には、解決困難と信じられてきたたくさんの課題があります。

「地球ドキュメント ミッション」は、こうした課題を解決しようと「ミッション」達成に挑む人々が立ちはだかる「壁」を突破する試みを、密着ドキュメントで追います。そして、「突破口」となる経験やアイデアを幅広く募り、スタジオで当事者にぶつけてゆきます。

僕がまったく知らない世界で活躍する方々が登場することが多い。純粋に応援したくなる。

プロフェッショナル 仕事の流儀

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http://www.nhk.or.jp/professional/
twitter ID: nhk_proff

「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの「仕事」を徹底的に、掘り下げる新しいドキュメンタリー番組です。

「プロ」としての凄みを感じるにはこの番組。

情熱大陸

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http://www.mbs.jp/jounetsu/
twitter ID: jounetsu (ハッシュタグ: #jounetsu)

『情熱大陸』は、日曜よる11時からのひと時を、次の日から始まる長い一週間を前向きに生きるための力を感じてもらうテレビドキュメンタリーです。毎回、スポーツ、演劇、音楽、学術など、ありとあらゆる分野の第一線で活躍する人物にスポットを当て、その人の魅力・素顔に迫ります。

長期間密着しているからこそ見れる「意外な素顔」が魅力。おさえたナレーションも好み。

課外授業ようこそ先輩

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http://www.nhk.or.jp/kagaijugyou/

さまざまなジャンルの第一線で活躍する著名人が、ふるさとの母校を訪ね、後輩たちのためにとっておきの授業を行います。授業は通常2日間、リハーサルなしの真剣勝負です。内容や仕掛けは、先輩によって実に多彩。人生で得たこと、創造の秘密、専門分野の面白さなどを、独自の方法で解き明かします。

こんな授業、僕も小学生のときに受けたかった。また「自分だったらどんな授業をするだろう?」とも考えてみる。

カンブリア宮殿

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
twitter ID: cambrian_palace

平成の時代に起きた経済の大変革。未来の進化を狙って、今、多種多様な人物が次々と誕生している…。そんな“平成カンブリア紀の経済人”を迎える大人のためのトーク・ライブ・ショー

他人と違うことを、信念をもってやりきってきた方々が登場。

A-Studio

screenshot
http://www.tbs.co.jp/A-Studio/
twitter ID: a_studio_tbs

ACTOR、ACTRESS、ARTIST、そしてATHLETEの「A」…。
そんな、いま一番観たいスターたちの素顔を引き出す、プレミアムなトーク番組!!

本人に内緒で近しい人に取材にいくのが素晴らしい。また、鶴瓶さんがエンディングで話すトークも聴きどころ。

誰だって波瀾爆笑

http://www.ntv.co.jp/haranbakusho/

司会はフリーアナウンサー堀尾正明、関根麻里、溝端淳平でお送りするファミリー感たっぷりの新「トーク・バラエティ」番組!
ゲストの魅力と人生を爆笑交えて楽しくご紹介していきます

芸能界で華やかに活躍している方が、家族・友人ら近しい人たちにどんな風に支えられ、勇気づけられているかがたっぷりと感じられる。



それぞれに取り上げ方はちがうけど、どれもオススメの番組。「人」に興味のある方は、自分のテイストにあうものをウォッチしてみては?

*1:2011年4月に番組は終了したようです。詳しくは出演されていた土井香苗さんのブログを。

西辻一真さんと嶋崎秀樹さん

今週、2つの情報リソースから農業の世界で活躍する二人の方の存在を知った。


一人目は、10月13日の報道ステーションで特集されていた、株式会社マイファームの西辻一真さん。


マイファームでは、耕作が放棄された土地をそのオーナーから借り受け、整備しなおして体験農園や貸し農園として一般の人たちに貸し出す事業を展開している。究極の物づくりとして企業の研修としても活用されているのだとか。


テレビでは、新参者である西辻さんらを受け入れることに躊躇する農業委員会の人たちとのぶつかりも放映されていた。新しい活動を理解してもらう精神的苦労はたいへんだと想像するが、西辻さんの口ぶりからは「今後の農業にとって正しいことをやっている」という強い信念を感じた。実際、つい見逃してしまいそうな双方のニーズを掘り起こした素晴らしいアイデアだと思う。大きな流れになっていくことを陰ながら応援したい。


株式会社マイファーム
http://www.myfarm.co.jp/
screenshot
 (西村さんblog



もう一人は、致知 2009-11月号で紹介されていた、農業生産法人トップリバーの嶋崎秀樹さん。


トップリバーでは、農業を志す都会の若者を社員として採用し、農業生産を通じて一人前の農業者に育てている。その心は「いまのうちに若い人材を育てておかなければ、日本の農業は途絶えてしまう」という強い危機感が根底にある。


農業生産法人 有限会社トップリバー
http://www.topriver.jp/
screenshot


その教え方はかなりユニーク。手取り足取り教えるのではなく、例えば、肥料を買う店を訪ねてきた新人に「これで調べれば?」と電話帳を渡して数百万円の肥料を買わせてしまうほど。どうやら、自ら考えて試行錯誤しながらノウハウを身につけていくようしむけるのが嶋崎さんの信条らしい。その哲学は次の言葉にもあらわれている。

本当の知識や知恵というものは、自分自身で経験したことの中から掘り返し、活用していくものだと思うんです。

お二人に共通しているのは、農業にかたむける並々ならぬ情熱だ。こういう人の存在を知ると自分も頑張らねばと元気がでる。西辻さん、嶋崎さんに感謝!


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変化を恐れる生き物 - 【ヒト感!!】

 完全無農薬でりんごをつくる方法を編み出した木村秋則さんの情熱(執念?)も相当のもの。

波動スピーカーの響き

最近、とっても気になるもの。


それが、エムズシステムの波動スピーカー。
http://www.hado-speaker.jp/
screenshot

オーディオマニアでもない我が家だが、「購入者の声」を読んで真剣に購入を検討中。

Next Action

  • 視聴ルームに行って、響きを体感してくる!

→視聴の結果、買いました!
波動スピーカーに魅せられて…購入! - ヒト感!!