ヒト感!!

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「人間の耳にはフタがない」(北川憲司さん)

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すでに月刊「致知」2010-1号が届いているが、2009-12号のなかで投稿していなかった素敵な言葉があった。


言葉の主は、北川憲司さん。今は、札幌市円山動物園 経営係長として活躍しているが、それ以前は札幌市に全国初の自治体コールセンターを導入した立役者。


自治体にコールセンターを導入するというプランは前代未聞だったため、当社周囲の反対が大きかったそうだ。そんなとき、北川さんはこんな風に考えていたのだとか。

僕自身が凄くポジティブな人間なんですよ。人を説得する際もそうですが、「人間の耳にはフタがない」というのが僕の信念で(笑)。たとえ相手がそっぽを向いて話を聞いていようが、その人の耳には穴が開いていて、僕の発した言葉は、否応なく本人の脳味噌に届いている、と。


改革をグイグイと進める人には、何度無視されても言い続ける忍耐強さと、「いつか分かってくれるはず」というある種の思い込みが必要なんだろう。


北川さんの言葉はこう続く。

口コミの法則と同じで、同じ話を三人から聞いた時に、初めて人の認識って変わるんです。そして、2・6・2の割合のうち、周りの状況によって左右される6の部分を占めていた人たちが動き出す瞬間がある。僕はこれを「壁だったものがドアになる」と呼んでいます。


「壁」が「ドア」になる、とはうまい表現!
僕も、勤務先にナレッジコミュニティ導入を計画していた時に同じように感じたことがある。


当時は、全社施策を華々しく始めてもうまくいかないものが多く、「またか」「どうせうまくいかないよ」という冷めた反応が大半だった。多くの人が様子見の状態で、反対というよりはむしろ無反応に近かった。それでも「今こそ、こういった仕組みが必要なんだ」という強い信念(思い込み?)で、手を変え品を変え、場所を変え人を変えてプロモーションし続けたところ、多くの人の耳に複数回届いていったんだろう。いつの間にか協力・応援してくれる仲間が増えて、推進がとてもやりやすくなったのを覚えている。


価値あるナニカを成し遂げようと努力する人には、「人間の耳にはフタがない」という言葉が力強いお守りに感じられる日がきっとくる。覚えておいて損はない。


引用元

致知 2009-12号
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