今週の【黄金の金曜日】のお題は「グッド・クエスチョン」。
よい問いは物事を前に進めます。考えさせられた問い掛け、ときどき自分に投げかけている質問、あるいはよく使う質問はありますか?
いい質問、いい質問かぁ…と考えていたところ、ある本に書いてあった「問い掛け」をふっと思い出した。
以下、『ワークショップ』(中野民夫 著)の p.75、ジョアンナ・メイシー氏のワークショップ模様を紹介するくだり。
二日目の朝、大きなホールの床に約70名の参加者全員が一つの輪になって座り、正式に開会。
まず全員の「自己紹介」がスタートする。70名もの人間が一人ひとりじっくり自己紹介していては、いくら時間があっても足りない。かといって、どういう人が来ているのかわからないまま始まっては、遠慮と警戒心でグループ全体の場の緊張はほぐれない。そこでメイシーは、名前とどこから来たかと「地球の中で好きなもの」を1つ、簡潔に話すように促し、「トーキング・ストーン」と呼んでいる丸い石を回し始めた。これは前述の「トーキング・スティック」同様、その石を持っている人が話し、他の人はよく聴くというものだ。
地球の中で好きなものを1つ。
「一番好きなもの」と言われちゃうと悩むけど、たくさんある好きなもののなかから1つ、というのは答えやすい。この問い方が自己紹介に向いてるなぁと感心した。とはいえ、まだ使ったことないので今度使ってみるとしよう。
ちなみに、僕がその場にいたらこんなものを答えそう。
- ウクレレ
- ハモリ
- 水のせせらぎ
- 笑い
お、みんな「音」関係だ!
- 作者: 中野民夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/01/19
- メディア: 新書
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関連エントリ
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- この本は2004年に読んでたみたい。よく覚えてたなぁ(笑)