父がいまの僕と同じ年齢だった頃、僕は小学校6年生だった。いろいろと悩んでいた時期だったが、父に直接相談した記憶があまりない*1。帰宅が遅かったり、出張がちだったりで、そもそも父が家にいなかったということもあるし、僕も反抗期にさしかかり無邪気に話すことが減っていたのもしれない。
いまに視点を移すと、息子は中学2年生。部活に張り切っている彼は土日に出掛けることが多くなったし、平日は僕の帰宅が遅く、以前ほど長い時間いっしょにいるわけではない。また、男親と話すことへの照れも少なからず出てきた気がする。いきおい、本人と直接話す量は減り、妻を通じて聞く情報の方が多くなっている今日この頃。
子どもの頃を振り返ったとき、父の思い出は、休日に歴史小説を読んだり、テレビで囲碁番組をみたり(ときどきは囲碁の大会にも出てたっけ)、毎朝逆立ち&腕立てをしている姿。なんとなく、いまの自分の嗜好とも重なるところが多い。やはり影響を受けているんだろうか。
きっと今の僕は息子にも何らかの影響を与えているはず。でも、いつかは伝えたくても伝えられなくなる時がきてしまう。しょうもない照れやプライドは横におき、伝えるべきことを言葉と行動でメッセージしていこう。
我が父に感謝しつつ、そんなことを考えた2011年の父の日だった。
関連エントリ
- あとみよそわか(2011-05-08)
- 19年越しのプレゼント(2004年5月4日:旧ブログ)
参考情報
- 父の日 - Wikipedia(多くの国にあるが、6月第3日曜以外も!)
*1:だからこそ間接的にメッセージをくれたのかもしれない…