BIG ISSUE vol.50(!)の特集は「今、日本という社会で生きること」。
p.14 に掲載されている貴戸理恵さんのインタビューに興味をもった。
貴戸さんは、『不登校、選んだわけじゃないんだぜ!』の著者。小学1年生の途中から5年半の不登校の経験をもつ。現在は、東京大学大学院修士課程に在籍中。
「人とつながりながら、誇りを持って、徹底して生きづらくなる必要が私たちにはあるんじゃないか。『安心して、生きづらくなってくれて大丈夫。ひとりぼっちじゃないからね』って心から言える社会をつくっていくこと。それが後から続いてくる世代のための、言葉は重いけど、私たちの責任じゃないかって思ったんです。」
僕自身は(息子も)「不登校」という経験はないのだが、その状況にいたる苦しさ、もどかしさは想像できる。
「つながりながら、生きづらく」というのはやや矛盾する表現だが、そういう身体のバネをつくる期間が必要だってことなのかな。
- 作者: 貴戸理恵,常野雄次郎
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2005/01/20
- メディア: 単行本
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