ヒト感!!

人生をハッピーにするヒト・モノ・コトバ、広めたい

「important ではなく interest」に生きる

毎週水曜深夜、TBSで放送している「オトナの!」という番組。いとうせいこうさんとユースケ・サンタマリアさんがホスト役として「オトナゲスト」を招き、リラックスした雰囲気のなかで対談をすすめていく。

オトナの! #080 安野光雅 光嶋裕介

先週、先々週の2週にわたって、画家・絵本作家の安野光雅さんと 描く建築家・光嶋裕介さんがゲスト出演していた。

安野光雅さんと光嶋裕介さん


楽しくも味わい深い会話がたくさんなされていたのだが、なかでも安野さんの言葉の1つが強く響いたのでご紹介したい。

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「ふがいない自分」にこんにちは

先日、twitter にこんなことをつぶやいた。


気がつけば、約1ヶ月ブログ投稿していなかった。
去年だったらよくあることだったのだけれど、今年は週1を目標に書き込んでいたので、けっこう久々のブランク。


この間、何もしていなかったわけではなく、むしろ書きたい出来事やイベントがたくさんあったのだが、なかなか指が動かず今日にいたっている。一時的な波みたいなものだろうけど…。


そんななか、先日参加したイベントでの浅井浩一さんの言葉が心にひっかかった。

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「私は今 かなり生きているぞ」 〜佐藤雅彦さんを支えた言葉

認知症になったら何もできなくなってしまう……そう思っていませんか?

NHKドキュメンタリー「認知症の私からあなたへ」という番組で、そんな問いがぶつけられた。

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3605/2549129/index.html

「認知症の私からあなたへ」

この番組は、51歳でアルツハイマー型認知症と診断された佐藤雅彦さんの10年間の歩みを、現在のご本人の姿と緒形直人さんによる再現ドラマで綴ったもの。番組プロデューサーからはこんな言葉が…。

佐藤さんは失われていく記憶と闘いながら、携帯やタブレットなどのIT機器を記憶装置として駆使したり、ボランティア活動に参加したり、様々なチャレンジをしています。
カラオケを楽しみ、英語のスピーチにも挑む、そして認知症である自らの思いを語る講演活動も続けてきました。そこには、“認知症に対する偏見”をなくしたい、そして“認知症になっても、人生を歩んでいくことができる”ということを伝えたいという強い信念があります。

「不便ではあるけど、不幸ではない」
そう語る佐藤さんの10年間の記録、驚きと共感に満ちています。ぜひご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3605/2549129/index.html


録画していた11月17日の放送を観て、僕自身が認知症そのものに対する先入観や偏見をすくなからず抱えていることにも気づかされたし、佐藤さんの語りや表情、メモや写真(素敵な花の写真!)などをみて、「認知症」に対する見方や考え方が大きく変わっていくのを感じた。


番組後半、佐藤さんが辛くなった時にときおり読み返す言葉として、こんな詩が紹介される。

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【結論】コミュニティマネージャーは繋がって強くなる 〜『ネットコミュニティの設計と力』オンライン&リアル読書会を開催

11月10日、リアル読書会の一コマ


ここ1ヶ月半の間に、『ネットコミュニティの設計と力』の読書会を2回開催した。


1回目は facebookグループ上で1ヶ月間をかけて読み込むオンライン読書会
2回目は、東京コミュニティマネージャーMeetup主催のリアル読書会だ。


以下では、それぞれの読書会を通じて印象に残ったこと、および、両読書会を実施して辿りついた結論「繋がって強くなる」についてご紹介します。

オンライン読書会でのディスカッション

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「死」の何時間前に「生」を悟る? 〜『イワン・イリッチの死』を読んで

トルストイといえば、『戦争と平和』の作者として有名なロシアの文豪。
これまで何度も映画化されている『アンナ・カレーニナ』という著書もある。


そんなトルストイの作品の1つ『イワン・イリッチの死』を、読書会・人間塾の10月課題図書として読んだところ、15年前の個人的体験と強烈にシンクロすることになった。

『イワン・イリッチの死』(トルストイ 作 米川正夫 訳)

いきなりの訃報

本編わずか102ページ(解説を含めても105ページ)の薄い文庫本、…にもかかわらず内容がとっても重たい。なにしろ、物語は主人公の訃報から始まるのだ。

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