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おすすめ人開本(その2) <メルマガ vol.31〜60 より>

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社内でメルマガ「人開レター」を発行しはじめて1年4ヶ月がたつ。このメルマガは、人材開発に関する言葉と本を毎週1つずつ紹介するメールマガジンで、僕の所属する人材開発チームのメンバとの情報共有のために始めたものだ*1


毎週ヒイヒイいいながら100号を目指して発行し続けており、先日ようやく60号まで到達した。これを記念して、メルマガで紹介した本の中から人材育成や人材開発に関わる方々に特におすすめの5冊を以下にあげてみる。

以前1号〜30号分を紹介しており、今回は続きの31号からの30冊分です。


目次:

おすすめ5冊

『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

人材育成について「日本一を目指そう!」と日々努力し、実践しているフリービット株式会社の取り組みを紹介した一冊。


人を育てる「社風」をどうやって醸成していくか、という観点がとても参考になる。


第7章には、「育成プログラムの具体例」としてフリービット社で実践されている30種類のプログラムの中から8つがピックアップして紹介されている。どれも名前や内容がとてもユニーク!(読書手当「道真公の愛」、将来の自分への手紙、突撃☆お仕事インタビュー etc.)


「許可なく、どこでも自由に導入していただいて構いません」と言い切る太っ腹な酒井さん。ぜひ真似してみよう!

『変われる会社、変われない会社』

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

  • 作者: ジェフリーペッファー,ロバートサットン,Jeffrey Pfeffer,Robert I. Sutton,長谷川喜一郎,菅田絢子
  • 出版社/メーカー: 流通科学大学出版
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本
  • クリック: 2回
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本書では、「知っていること(Knowing)」と「できていること(Doing)」の間にはギャップがあるという問題を、企業レベルでどう解決していくかが述べられている。ジャンルとしては「ナレッジマネジメント」に関するビジネス書だが、人材育成に関する用語「ピグマリオン効果」について僕が初めてふれたのがこの本だった。(→過去記事


本書では、ピグマリオン効果を「自己達成を予言する力」と解説しており、人に対して期待することや成長を信じることの大切さを伝えている。


(参考)本書は絶版となってしまったが、『実行力不全』というタイトルで復刊されている。
 実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)

『教える力、育てる力』

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK)

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK)

季刊誌セオリーのビジネス版ムック(2009年11月発売)。
「教える力、育てる力」と題したこの号では、さまざまなジャンルで一流と呼ばれているスポーツ指導者にインタビューし、人を育てることについての考えを語ってもらっている。*2


僕が特に気に入ったのは内田樹さんの「教える資格」の定義。持っている知識や技術の質や量よりも、「自分が持っているものを誰かに贈与したいという余計なおせっかい」をしたくなるかどうかが重要なのだとか。


組織内で育成担当や人材開発担当などに就いて「どんな風に教えればいいんだろう」と思っている方に、ぜひ読んでみてもらいたい一冊。

『サーバント・リーダーシップ』

サーバントリーダーシップ

サーバントリーダーシップ

  • 作者: ロバート・K・グリーンリーフ,ラリー・C・スピアーズ,金井壽宏,金井真弓
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 62回
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これからの時代に求められる新しいリーダーシップについて記述された本。人材開発という意味では、リーダーとしてフォロワーと一緒に歩んでいくなかで人を育てることについての記述がいくつも登場する。(「人間は、自分を導く人が共感してくれ、あるがままに受け入れてくれると一回り大きくなる」など)


人材開発だけでなく組織全体へ影響を発揮させることをくわだてている方に、トライしてみてほしい骨太の大著。

『理想の会社』

毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社

毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社

コンサルタントとして数多くの会社に関わってきた福島さんが、複数社の事例をもとに描いた「理想の会社」ストーリーがいかしている。(関連エントリ


ストーリー中にこんなセリフがある。「私たちは教育とは教えるものではなく、見せるものであると考えています。相手に共感してもらえるまでやって見せることで、相手の自発性を促します」


どんなアクションをするにしても、その理想像をしっかりとイメージしておくことが大切。人材開発がうまくいった姿を思い描きたい人に参考になる一冊。

全紹介本(人開レター vol.31〜60)

以下に、メルマガで紹介したすべての本を載せておきます。*3

【031】筏下りと山登り/『働く人のためのキャリア・デザイン』

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)

リクルートワークス研究所所長の大久保幸夫さんの「初めは筏下り型で、しばらくしてから山登り型で」という言葉とからめて紹介。「流される(=ドリフト)のもまたよし」だが、「節目だけはしっかりデザインする」という金井壽宏さんのキャリア観に納得。

【032】本物のいい人/『死ぬまでに達成すべき25の目標』

25の目標

25の目標

お世話になっていたご近所の方の訃報をきっかけに、「人生」という名の一大プロジェクトでの目標の立て方を学ぼうと、

【033】もし行動が伴わなければ…/『フランクリン自伝』

フランクリン自伝 (岩波文庫)

フランクリン自伝 (岩波文庫)

夢や目標を達成するためには行動が必要。
その行動を習慣化するためのコツを、フランクリン氏の十三徳に学ぶため紹介。

【034】会社で成功する方法/『カーネギー話し方入門』

話し方入門 新装版

話し方入門 新装版

内定者向けの会のなかで我がボスが口にした「一芸に秀でること」にからめて、話し方の本を紹介。「絵を目の前に浮かび上がらせるように」の教えは今も僕の課題。

【035】本当の知識や知恵というものは…/『結果を出す人の勉強法』

結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方

結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方

自身の経験から学ぶ、学んだことを「成果を生み出す行動」として実践することを紹介。
関連エントリ

【036】社員の価値観とインセンティブ/『Works』

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「インセンティブ」をテーマに、リクルート・ワークス研究所の隔月機関誌「Works」を紹介。*4

【037】人間何を残すか…/『人事万華鏡』

人事万華鏡―私の人の見方・育て方

人事万華鏡―私の人の見方・育て方

楽天前監督 野村克也さんのインタビュー「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上とす」とからめて、松下幸之助さんの「人間観」がつまった著作を紹介。

【038】知識は実行しなければ全くの無価値である/『「あり方」の教科書』

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本で得た知識を、行動しながら身につけていくためのアクションブック『「あり方」の教科書』を紹介。

【039】部下より勉強せよ/『自助論』

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫

ある方の思い出に残る言葉を紹介したうえで、「お互いに自己研鑽する姿を見せ合いながら高めあっていく」ことの大切さを感じる一冊として。
関連エントリ
#「真の雄弁は無言の実践の中にある」という言葉も響くなぁ

【040】強いか、弱いかで決まるんじゃない…/『強いリーダーはチームの無意識を動かす』

強いリーダーはチームの無意識を動かす

強いリーダーはチームの無意識を動かす

「目標に向かって努力し、成長しようとし続けること」を例として、NLP(Neuro Linguistic Programming)の概念を紹介。
関連エントリ

【041】君しかいない/『変われる会社、変われない会社』

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

  • 作者: ジェフリーペッファー,ロバートサットン,Jeffrey Pfeffer,Robert I. Sutton,長谷川喜一郎,菅田絢子
  • 出版社/メーカー: 流通科学大学出版
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本
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実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)

実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか (Harvard business school press)

  • 作者: ジェフリー・フェファー,ロバート・I・サットン,長谷川喜一郎,菅田絢子
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 66回
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映画「風が強く吹いている」のセリフをもとに、信頼や期待を率直に伝えることの大切さを紹介。

【042】大変なことが起きたら、それは…/『ハイ・フライヤー』

ハイ・フライヤー―次世代リーダーの育成法

ハイ・フライヤー―次世代リーダーの育成法

  • 作者: モーガンマッコール,Morgan W.,Jr. McCall,金井壽宏,リクルートワークス研究所
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 13回
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「大変なことが起きたとしたら、それは大抜擢なのだ」という言葉にからめて、リーダー育成のために経験をアサインすることを説く良書を紹介。

【043】教えるというのは「おせっかい」なこと…/『教える力、育てる力』

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK)

教える力、育てる力[セオリービジネス] (セオリーMOOK)

上にも書いた、内田樹さんの師弟論(=「あなたに教わりたい!」ではなく「君に教えたいことがある」から始まる)が素敵。

【044】厳しく考え、優しく語る/『はじめて考えるときのように』

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)

野矢茂樹さんの「つめこんで、ゆさぶって、空っぽにする」を紹介。

【045】ひとつどうですか?/『ひと言のちがい』

ひと言のちがい―忘れていた“大切なもの”に再会する100の話 (PHP文庫)

ひと言のちがい―忘れていた“大切なもの”に再会する100の話 (PHP文庫)

2009年最後のメルマガで共感能力A、B、Cについて紹介

【046】登らないで下さい/『EQ こころの知能指数』

EQ こころの知能指数 (講談社+α文庫)

EQ こころの知能指数 (講談社+α文庫)

年末年始の家族旅行で訪れたウルル(エアーズロック)の看板にからめて、EQ の原典を紹介。
関連エントリ

【047】継続よりも積み上げを/『そろそろ本気で継続力をモノにする!』

そろそろ本気で継続力をモノにする!

そろそろ本気で継続力をモノにする!

  • 作者: 大橋悦夫
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2007/08/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 3人 クリック: 70回
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続けること、積み上げることのタイプ別攻略法(続ける系、ためる系、マスター系)についての一冊。

【048】生命が呼び集まる…/『夜回り先生』

夜回り先生

夜回り先生

「生」(せい)をテーマにした言葉と本として紹介。
関連エントリ1

【049】I Have a Dream./『理想の会社』

毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社

毎日、社員が感動して涙を流す 理想の会社

「夢」をテーマとして、マーチン・ルーサー・キング Jr. 氏の有名な演説とあわせて紹介。
関連エントリ

【050】不惑/『生き方、すこし変えてみないか』

不惑の新しい定義(自分の枠をとりはらえ!)にあわせて、自分の人生に大きな影響を与えてくれた本を紹介。
関連エントリ

【051】実現してしまう…/『ツイてる!』

ツイてる! (角川oneテーマ21)

ツイてる! (角川oneテーマ21)

応援している映画「うまれる」のイベントで聞いた言葉と、銀座まるかん創業者の斎藤一人さんの著作を紹介。

【052】想いは重い!?/『なぜ日本企業では情報共有が進まないのか』

なぜ日本企業では情報共有が進まないのか―ナレッジ・マネジャー7つの心得

なぜ日本企業では情報共有が進まないのか―ナレッジ・マネジャー7つの心得

「個人の想いを共有することで、組織の文化は変わる」を信じさせてくれた、僕にとってのナレッジマネジメント教本を紹介。

【053】ブスの25箇条/『リストのチカラ』

リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]

リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]

リスト化仕事術 毎日使えて一生役立つ

リスト化仕事術 毎日使えて一生役立つ

宝塚歌劇団につたわるリストとともに、リスト化する方法を示した本を紹介。

【054】弱みを見せられるリーダーに!/『サーバント・リーダーシップ』

サーバントリーダーシップ

サーバントリーダーシップ

  • 作者: ロバート・K・グリーンリーフ,ラリー・C・スピアーズ,金井壽宏,金井真弓
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: 単行本
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ある勉強会に講師として招かれた際に聴いた言葉とあわせて紹介。

【055】バトンを渡します!/『ほぼ日刊イトイ新聞の本』

ほぼ日刊イトイ新聞の本

ほぼ日刊イトイ新聞の本

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

息子の小学校卒業式での言葉をもとに、次代に伝える意識を解説。
関連エントリ

【056】働きがいのある会社/『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

GPTW(Great Place To Work)という調査と「人を育てる社風」の醸成方法について。

【057】比べる相手/『ブランド人になれ!』

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))

社会人2年目を迎える直前のブルーな経験をもとに、他人と比較せずに過去の自分を超えつづけることで「ブランド人」と呼ばれる存在になるという観点で。

【058】一番長い拍手/『哲学』

哲学 (幻冬舎よしもと文庫)

哲学 (幻冬舎よしもと文庫)

小田和正さんの「クリスマスの約束」にからめて、同じ時代に生きる才能をもっとリスペクトすることの価値を紹介。

【059】生んでくれてありがとう/『星の王子さま』

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)

「その人のことを思って、どれだけ多くの時間を費やしたか」が親子関係や師弟関係をつくっていく…。

【060】信頼の貯金を恩義の銀行へ/『ゆとりの法則』

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

「信頼を与えることによって信頼を得る」ことをトム・デマルコ氏の十数年前の出来事とともに紹介。
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追記

結局、このメルマガ「人開レター」は100号まで発行しました。
以下に、その後のまとめ記事を追加しています。

よろしければ、あわせてお読みください。

*1:今はもう少し社内読者が増えている。購読に感謝!

*2:登場する人を一部紹介すると、岡田彰布さん(オリックス監督)、柳本晶一さん(元・全日本女子バレー監督)、坂本雄次さん(24時間マラソン伴走)、吉岡徹治さん(ジュニアゴルフチームMAGIC監督)

*3:凡例:【発行号】ジンとくる言葉/カイな本

*4:Worksは 2010年6-7月号で、ちょうど100号を迎えたのだとか。おめでとうございます。