ヒト感!!

人生をハッピーにするヒト・モノ・コトバ、広めたい

青山BC工房で「座面リバイバル」進行中 →素敵に仕上げていただきました!

先日紹介した、BC工房の椅子たち。


写真手前右にある「かろやかスツール」の座面の毛が抜けてきたので、修理をお願いしに青山BC工房へ行ってきた。


銀座線 外苑前駅を出て、通称キラー通りを北へ。

https://instagram.com/p/2URCnNBr55/
青山BC工房。外苑前から徒歩5分。この看板が目印


看板から左手を見ると、目に飛び込んで来る大きな文字。そこに青山BC工房がある。

https://instagram.com/p/2URXXqhr6f/
いまは「日本人の椅子」の大きな垂れ幕あり。


先日ブログで紹介してくださった竹村さんは不在だったけど、「スツールの張り替えをお願いにきました」と告げたところ、とても丁寧に対応してもらえた。(話を共有してもらっていたみたい)


座面サンプルをみながらあれこれと相談した結果、いまある革張り部分を最大限に生かしつつ、新たに布地を組み合わせる形で修繕していただくことに…。


対応してくださった楽(がく)さんの手書き修理設計書がこちら(↓)。

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はてなブログの「記事上」ソーシャルパーツをコンパクトに!

GWなこともあり(!?)、ブログのカスタマイズをやってみた。

記事上にコンパクトなソーシャルパーツを!

今回手を入れたのは、エントリタイトル&カテゴリ下の部分。
図の赤枠で囲ったところに、コンパクトなソーシャルパーツを配置した。


はてなブログでは、標準機能でも「デザイン > 記事」の「ソーシャルパーツ」メニューで「記事上下に表示」させることができる。

デフォルトで選択できるソーシャルパーツを記事上にも表示できるようにしました - はてなブログ開発ブログ


ただ、この標準機能の表示は、記事下と同じデザイン(ブックマーク件数などの吹き出しがボタンの上に表示)で、個人的にちょっと重たく感じたので、これまでは表示させていなかった。

やりたいカスタマイズ方法は、すでに公開されていた!

検索したところ、きなモンさん(id:tubamenote)が公開されている方法が、僕のやりたいことにドンピシャだったので、真似させてもらうことに…。

とても分かりやすく書かれていて、助かりました(ありがとうございます)

ちょっとだけカスタマイズ

そのままでも十分だったが、仕組みを理解するためと、個人的な好みでFacebookボタンの部分をほんのちょっとカスタマイズした。(「シェア」ボタンではなく、「いいね!」ボタンを設定。上マージンを設定 等)


参考までに、設定したHTMLコードを公開しておきます。
(Facebook部分以外は きなモンさんのコードをそのまま流用させてもらっています)

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キモチがやわらかになる?BC工房の椅子たち

先日、自宅に1通の茶封筒が届いた。
開けると、なかには小冊子と1枚のお手紙が…。

「2015年4月 BC工房ファンの皆様へ」

勝手に、ファンなどと言って申し訳ありません。
 (略)
今年も新しい小冊子を作りましたので、送らせていただきます。
毎年、あがき苦しみ、そして楽しむ商品開発。
今回のテーマは「腰あたりのいい椅子」たちです。


無垢板テーブルと椅子の専門工房「BC工房」さんからのメッセージだった。

BC工房との馴れ初め

いまの家を建てるとき、どうしても欲しかったのがダイニングに置く大テーブル。いくつかのお店をめぐるうち出逢ったのが、青山にある「BC工房」という面白いお店だ。


何度か足を運ぶなかで木目がきれいなマホガニーの大板に惚れ、BC工房にてテーブルを作ってもらうことに決定。あわせて、椅子2脚を購入したのがお付き合いの始まり。その後、セールでベンチ1脚と小さめスツール1脚を、また数年後のセールでちょっと大きめスツール 1脚を購入し、いまに至っている。


(我が家のBC工房テーブル&チェアー、全員集合)


それぞれに味があり、すわり心地、さわり心地がよい椅子たち。
わが家みなのお気に入りである。


お付きあいはかれこれ8年になるものの、ここ最近はお店にもおじゃましておらず、すっかりご無沙汰していた。それでも、季節の便りとともにお手紙や小冊子をもらうとニコニコしてしまう。もはや、しっかりと「ファン」なんだなぁ。

春の新作「腰あたりのいい椅子展」

昨日 4月25日から「腰あたりのいい椅子展」が始まったそうだ。
ゴールデンウィーク明けの5月10日までの毎日、BC工房 4店舗(青山、横浜、まちだ、ふじの)で行われている、とのこと。


一点ずつ手作りなので、値段は決して安くはない。
でも、木のぬくもりが好きな方、作り手との物語の共有に興味のある方には、きっと気に入ってもらえるはず。


BC工房ファンコミュニティの一員としては、そんな人が一人でも増えたらいいなと思う。
(スツール座面をちょっと直してもらいたいので、このゴールデンウィークには僕もひさびさに出掛けてみるつもり)

(参考)青山BC工房 の店内の様子を撮影した動画

(BGMがちょっとオドロオドロしいけど、外苑前駅からの道順、店内の雰囲気がよくわかる)

BC工房関連リンク

http://www.bc-kobo.co.jp/

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「貧しきリチャードの暦」巻頭文、103の名言を集めた名演説!? 〜フランクリン『富に至る道』

「千里の道もひと足ずつはこぶなり」

これは、我が家の日めくりカレンダーに書かれていた、今日の言葉。
(ちなみに、言葉の主は宮本武蔵!)


一体いつ頃から、カレンダーにはこんな格言や名言が書かれているんだろう?

いま読んでいる『フランクリン自伝』によれば、少なくとも 280年前にはこうした教訓入りカレンダーが存在しており、街なかで売られていたことが分かる。

ベンジャミン・フランクリン氏といえば、アメリカ独立宣言の起草に関わったり、雷が電気であることを発見したりとマルチな才能を発揮した人(100ドル紙幣の肖像としても有名)だが、もともとは植字工から身を立て、印刷業を起こした人でもある。(十三徳という習慣化のすぐれたメソッドも発明・実践した人だが、それは後述)

貧しきリチャードの暦

「貧しきリチャードの暦」(Poor Richard's Almanack)は、そんなフランクリン氏がリチャード・ソーンダーズという名前で 1732年から25年間発行していた生活暦のこと。

Poor Richard Almanack 1739.jpg
"Poor Richard Almanack 1739". Licensed under Public Domain via Wikimedia Commons.

中には数々の言葉が散りばめられていたらしい。

私はこれを面白くもあり、為にもあるものにしようと苦心したので、おかげで非常に売行がよく、年々1万部近くも売れ、利益もずいぶん上った。(略)私は暦は他の本など買わない一般市民の間に教訓を伝える恰好の手段になると思った。そこで暦の中の特殊の日と日との間にできるわずかばかりの余白をすっかり諺風の文句で埋めた。(p.156)

富に至る道

1757年には、発行してきた暦から集めた諺を、賢い老人が演説のなかで紹介するストーリーに仕立て上げ、翌年の「貧しきリチャードの暦」の巻頭に載せた。それが「富に至る道」と呼ばれる文章である。


この文章は、岩波文庫『フランクリン自伝』に付録として収録されているのだが、読み物としてすこぶる面白い。前段の解説にひきつづいて、エイブラハムと呼ばれた老人の演説はこんな風に始まる…。

「わたしの知恵を借りたいとおっしゃるのでしたら、よろしい、簡単明瞭なところをお聞かせしましょう。『賢者には一言にして足る』、また、『言葉多くしても桝目にならず』ですからな、貧しいリチャードの言葉を借りて申せば


こんな調子で“貧しいリチャードの言葉”がどんどん引用されていきながらストーリーは進む。


読みながら「リチャードの言葉、多いなぁ」「いくつ引用されているだろう?」と気になったので数えてみた。

なんと、103個もあるではないか!?
(勢いで抜き書きしちゃったので、リストを掲載しておきます 笑)

「富に至る道」で引用される諺・教訓

「富に至る道」から、リチャードの言葉として紹介されている諺・教訓などの名言が103個あった。

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黒子の喜び ~コミュニティマネージャーは舞台に出るか?~

BS日テレの「久米書店」をご存じだろうか。
久米宏さんと壇蜜さんが店主&店員に扮した書店に、話題の本の著者を招くトーク番組だ。(毎週 日曜18:00~18:54放送)

http://www.bs4.jp/kumebook/

外山滋比古さんの『知的生活習慣』

4月5日放送では、『知的生活習慣』の著者・外山滋比古さんがゲストだった。番組開始以来の最年長ゲストで、御年なんと91歳!(ご本人は年齢を考えないようにしているのだとか)

BS日テレ「久米書店」#51 外山滋比古・知的生活習慣
外山滋比古 - Wikipedia


外山さんが語る『知的生活習慣』の話は面白く、

  • 学校で教える知識は、ただ倉庫に入れておくだけのもの
  • 学んだことを生活と結びつけ、生活を通して得た知恵を生み出すことが重要だ(=工場として頭をつかう)

と力説されていた。


また、誰もが「(一人ひとりの個性にあわせた)知の巨人」を目指せばいい、という主張もすごく腹落ちした。みなが崇め奉るような絶対的な「知の巨人」的存在ではなく、各人固有の生活とリンクした「知」を極めろ、ということ。

(このあたり気になる方は、ぜひ本書を読んでみていただきたい)

黒子は舞台に出ない?

さて、本エントリで取り上げたいテーマは、トーク後半で登場した「黒子(くろこ)」について。最近注目されている「コミュニティマネージャー」という役割と対比して考えてみたい。


外山さんは、若手エリート編集者から「ごいっしょに仕事がしたいと思っています」という手紙をもらい、戸惑ったという。
なぜか?

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