トルストイといえば、『戦争と平和』の作者として有名なロシアの文豪。
これまで何度も映画化されている『アンナ・カレーニナ』という著書もある。
そんなトルストイの作品の1つ『イワン・イリッチの死』を、読書会・人間塾の10月課題図書として読んだところ、15年前の個人的体験と強烈にシンクロすることになった。
『イワン・イリッチの死』(トルストイ 作 米川正夫 訳)
いきなりの訃報
本編わずか102ページ(解説を含めても105ページ)の薄い文庫本、…にもかかわらず内容がとっても重たい。なにしろ、物語は主人公の訃報から始まるのだ。