ヒト感!!

人生をハッピーにするヒト・モノ・コトバ、広めたい

004:感情の山、感性の谷

このエントリーをはてなブックマークに追加

このblogと別に運営しているサイトに"Knowing-Doing"がある。Knowing(知っていること)とDoing(やっていること)のギャップを埋めるためのあれこれを蓄積しているのだが、ここでも「感情」が深くかかわっている。

KnowingからDoingへの変換の際、つまり「こうすればいい」と頭で考えていることをいざ実践に移すときに、自分自身が「難しそうだなぁ」「失敗したらカッコ悪い…」と考えて躊躇したり、一緒に動いてもらうべき人をなかなかその気にさせられなかったりする。とかく、知識から行動への移行時には感情問題が発生するのだ。(個人のちょっとした実践ならまだしも組織としての実践ならなおのこと)

自分のなかで折り合いをつけ、周囲の人をうまく巻き込んでいくことができ、実践のスタートラインに立つまでが大変で、いざ始めてしまえばなんとかなることが多い。これを僕は「感情の山を越える」と呼んでいる。

逆に、DoingからKnowingへの変換、つまり、すでに身についていることを他人にわかるように説明するのも、これまた難しい。今度は、自らのコツを客観的にとらえ、相手に伝わる言葉に変換していくことが必要となる。もちろんボキャブラリも必要だが、どちらかといえば自分や相手の感じ方に敏感であることの方が大きい。これを「感性の谷を渡る」と呼んでいる。

感情の山と感性の谷、この2つと上手につきあうことがQOL(Quality of Life)を高めるコツなんだろうと思う。