2011年9月に放映された「たけしアート☆ビート」を、今日になって観た。
http://www.nhk.or.jp/takeshi-art/backnumber/housou15.html
この回のゲストは、工業デザイナーの奥山清行さん。カーデザインを学び、数々のメーカーで車をデザインしたあと、ファラーリを「イタリア人以外で初めてデザインした男」と呼ばれるまでに活躍した方だ*1。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%B1%B1%E6%B8%85%E8%A1%8C
ビートたけしさんと楽しそうに会話するなかで、奥山さんが「これからのものづくり」についてこんな発言をしていた。
必要で仕方なく買うものより
欲しくて仕方ないものをつくりたい
すでにありあまるほど物があふれている現代。
そんなモノ余りの時代にあっても「どうしても欲しい!」と皆が希求するようなものをつくりたい。
モノづくりの一端を担う自身の立ち位置を再確認する一言だった。
死ぬまでに、「欲しくて仕方ないもの」をいくつつくれるだろうか。
*1:以前、本ブログでも奥山さんの講演記事を紹介したことがある。http://d.hatena.ne.jp/hito-kan/20110925/moonshot