人が「感情の生き物」であるとして、そこでいう「感情」とはそもそも何なのだろう。
テーブルの上に花が置いてあるとしよう。これをみて心に浮かんでくる言葉はこんな感じか。
- 赤いなぁ。
- この花、好き。
- こういう花もらいたい!
- こういうの贈りたい!
- かわいいねぇ
- 花の名前は何?
- いくらだろう?
- いつまでもつ? etc...
三省堂「大辞林 第二版」では、「感情」は次のように定義されている。
かんじょう ―じやう 0 【感情】
(1)喜んだり悲しんだりする、心の動き。気持ち。気分。
「―に訴える」「―を顔に出す」「―を害する」「―を込めて歌う」(2)〔心〕 ある状態や対象に対する主観的な価値づけ。「美しい」「感じが悪い」など対象に関するものと、「快い」「不満だ」など主体自身に関するものがある。また、一時的なものを情動、持続的なものを気分と呼び分ける場合もある。
英語には、「感情」を表す代表的な単語として feeling と emotion がある。alc英辞郎 和英検索「感情」によれば、"feeling" は、
外界の刺激などによって引き起こされる具体的な感情と、理性に対する働きとしての感情
を、"emotion" は、
理論的で合理的な思考よりも、「泣く」「怒る」「笑う」といった具体的な行動を伴う気分や感情
を表しているのだとか。
このblogで扱う「感情」は、行動を後押ししたり、ブレーキをかけたりするものなので、上の定義でいうとおもに「情動」や "emotion" に該当するもの。あらためて、そんなことを頭に置きつつ、更新していくことにする。