ヒト感!!

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「コミュニティ×ストレングス」が働き方を変える! ~『ぼくらの仮説が世界をつくる』を読んで湧き上がった仮説。

2017年 最初の一冊として、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』を読んだ。

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コミュニティプロデューサーを育成するコルクラボ

『ぼくらの仮説が世界をつくる』は、昨年 雑誌「編集会議」で何人もの方が推薦していたのをきっかけに購入したもの。年末に「コルクラボ」立ち上げの記事を読み、あらためて手にとった。


佐渡島さんが代表をつとめる株式会社コルクは、漫画家や小説家などクリエイターのエージェンシー。記事には、これからの編集者を「コミュニティプロデューサー」として育成していくと書かれている。

これからの時代、作家と共に作品を作る人は、編集者ではなく、コミュニティプロデューサーと呼ばれるような職種になる
ラボに参加する人達と僕も一緒に学ぶことで、コミュニティプロデューサーというものを定義していく。


2015年12月出版のためか、まだ「コミュニティプロデューサー」という用語こそ本書内には出てこないが、なぜコミュニティを重要だと考えるのか、今後どう向き合っていくかについてはこの時点でたっぷり語られている。


コミュニティマネジメントをテーマに掲げる僕にとって、たくさん線を引き、書き込みしながら 2017年初の読書体験を楽しむことができた(感謝!)。


… と同時に、ここ最近もやもや考えていたことも「仮説」という形でまとまったのであわせて記録(宣言?)しておきたい。

書籍『ぼくらの仮説が世界をつくる』

まず、本書内の「コミュニティ」に関わる記述で気になった箇所を挙げていこう。

作家の頭の中をパブリッシュする

佐渡島さんの証明したい「仮説」は、こちら。

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2016振り返り:「言葉のごちそう」ベスト3

大晦日の恒例、「1年間に出逢った素敵な言葉(=言葉のごちそう)を振り返る」エントリも、今回で9回目となりました。

(参考)昨年までの「言葉のごちそう」ベスト3

 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年

2016年「言葉のごちそう」ベスト3

それでは、2016年の「言葉のごちそう」のなかから、特に印象に残った3つをいってみましょう。

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(写真は、2016年のinstagram投稿からピックアップ)

分からないことが増える喜び

3月4日のエントリで紹介した「名前の無い展覧会 Anonymous Exhibition」という動画。

作品に、ふだん書かれている作者の名前がない。
そんな状態で、自分の子どもの作品がわかるか…。

あなたは、わかる自信がありますか?

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【御礼&報告】読書会「よみかい in 未来食堂」ができるまで。そして「ほしい未来」へ。

偶然が偶然を呼び、思ってもみなかった結果を引き起こす。
この1ヶ月で、そんな貴重な体験をすることができた。
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満員御礼! 読書会「よみかいin未来食堂」

12月17日開催の「よみかい in 未来食堂」は、おかげさまで【壱】【弐】の両読書会とも当初定員(12名)を超える会となった。

  • 【壱】『ただめしを­食べさせる食堂が今日も黒字の理由』読書­会
  • 【弐】「コミュマネ本­」プレゼン&プレゼント大会

まずは、参加していただいた20名の方々(うち8名が壱&弐にフル参加)、長時間にわたって会場を貸切提供してくださった未来食堂 店主 小林せかいさんへ御礼を申し上げたい。本当にありがとうございました!

企画メンバによるイベント開催レポート

イベント模様については、一緒に企画した仲間が詳細なレポートを書いてくれたので、まずはそちらをご覧あれ!

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【宿題のない学校】と【「夢中を止めない」育て方】に共通するのは?

先日、Facebookでシェアされてきたある動画に衝撃を受けた。

それは、マイケル・ムーア氏がフィンランドの教育についてインタビューするドキュメンタリー映画のワンシーン。

「宿題」は時代遅れ!?

まずはこちらをご覧いただきたい。


最初に登場する女性はフィンランド文部大臣 K.キウル氏。
学校での宿題を廃止した」という”極秘事項”を明らかにする。その心はこうだ。

子供らしく
日々を楽しまないと!


生徒たちへのインタビューのあと登場するのは、高校校長の P.マジャサアリ氏。
彼の語る言葉はもっと過激で、ムーア氏も思わず聞き返したほど。

宿題という概念自体が、
すでに時代遅れ
だと思うから……


「(宿題を)廃止すれば、生徒たちは放課後にもっと色んなことが出来る」というのが、その理由なのだとか。(生徒たちは「宿題を10分やった」と言ってるので、完全廃止じゃなさそうですが…笑)


で、この動画をみた翌日、ふらっと立ち寄った本屋で一冊の本に目を奪われた。

山本香さんの『子どもの夢中を止めない小さな習慣』


発売直後にもかかわらず、教育・育児棚で面だし陳列されていたこの本。
他の本とは明らかに違うオーラを発していて、思わず手に取った。

ページをめくって冒頭のカラー写真をみた結果、すぐに「これは買いだ!」と感じた。

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(息子さんの作った夏休みの自由研究「文房具図鑑」。のちに商業出版されて5万部超のベストセラーに)


家に持ち帰り読んだところ、本屋での直観は大正解!
育児に関する考え方に共感することが多く書かれた、素晴らしい本だった。

本の内容は?

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「広い世界に出るといい いつでも待っているから」〜大野へかえろう

ジモコロで、郷土愛をつよく揺さぶる記事を読んだ。
(ライターは、@ciotan こと塩谷舞さん)


記事前半は軽いタッチで進んでいくのだが、福井県大野市に到着してからの街の人たちとの交流が素晴らしい。

市役所広報の吉田さんとのやりとり、ポスター展に参加した高校生、モデルになったお店の方々……。


その後で紹介されるのが、ある楽曲に関するエピソード。

「大野へかえろう」楽曲プロジェクト

2016年3月の福井県立大野高校の卒業式。
生徒たちに内緒でおこなわれた、歌のサプライズプレゼント企画だ。

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