2017年 最初の一冊として、佐渡島庸平さんの『ぼくらの仮説が世界をつくる』を読んだ。
コミュニティプロデューサーを育成するコルクラボ
『ぼくらの仮説が世界をつくる』は、昨年 雑誌「編集会議」で何人もの方が推薦していたのをきっかけに購入したもの。年末に「コルクラボ」立ち上げの記事を読み、あらためて手にとった。
佐渡島さんが代表をつとめる株式会社コルクは、漫画家や小説家などクリエイターのエージェンシー。記事には、これからの編集者を「コミュニティプロデューサー」として育成していくと書かれている。
これからの時代、作家と共に作品を作る人は、編集者ではなく、コミュニティプロデューサーと呼ばれるような職種になる。
ラボに参加する人達と僕も一緒に学ぶことで、コミュニティプロデューサーというものを定義していく。
2015年12月出版のためか、まだ「コミュニティプロデューサー」という用語こそ本書内には出てこないが、なぜコミュニティを重要だと考えるのか、今後どう向き合っていくかについてはこの時点でたっぷり語られている。
コミュニティマネジメントをテーマに掲げる僕にとって、たくさん線を引き、書き込みしながら 2017年初の読書体験を楽しむことができた(感謝!)。
… と同時に、ここ最近もやもや考えていたことも「仮説」という形でまとまったのであわせて記録(宣言?)しておきたい。
書籍『ぼくらの仮説が世界をつくる』
まず、本書内の「コミュニティ」に関わる記述で気になった箇所を挙げていこう。
作家の頭の中をパブリッシュする
佐渡島さんの証明したい「仮説」は、こちら。