少し前に Q&Aサイト Quora で、こんな質問に答えた。
「あまり長くなく、役に立つ本」と聞かれて、本棚を眺め、ぱっと手に取ったのは、ジェームス・W・ヤング氏の『アイデアのつくり方』だった。
超ロングセラー『アイデアのつくり方』
本文は約60ページ、解説や訳者あとがきを含めても100ページ強という薄い本。
にもかかわらず、いまも版を重ねて読まれている超ロングセラーである(僕が持っているのは 2004年7月28日 初版第48刷だが、いまは何刷なんだろう?)
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
むかし読んで強く印象に残っているのはこのフレーズだ。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物ものでもない (p.28)
これは、本書が示した重要な1つの原理であり、みなが「あぁ〜、確かにそうだよね」と頷く部分である。(事実、ネット上の書評や感想にも多くとりあげられている)
一方、今回読み返したところ、このフレーズの続きにこそ実践につながる内容が書かれていることに気がついた。
「アイデアのつくり方」を知識としてだけでなく、実践の書として活かすためには、この後こそが大切だと思う。その内容は…。