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成長に貪欲ですか?〜『時間に支配されない人生』より

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ジョン・キムさんの新刊『時間に支配されない人生』を読んだ。


タイトルからは、時間管理や仕事術のテーマを想像するが、さにあらず。
むしろ、考え方や生き方そのものを問う内容だった。


時間に支配されない人生

時間に支配されない人生


本書に繰り返し登場するキーワードは「未熟さ」と「成長」。
自身の「未熟さ」にどう向きあうか。そして、それを「成長」への渇望と捉えてどう行動につなげるかが、例えば次のように語られていた。

自分の成長に対しても、渇望が重要だ。成長したいと渇望する。それを満たすために、自分の未熟さと徹底的に向き合う。渇望するからこそ、自分の未熟さが見え、それを成熟に変えるための一歩を踏み出す勇気が生まれる。(p.50)

自分の可能性を軽んじてはならない。一つの場所に到達しただけで居心地のよさを感じてしまうことは、明日の自分に対して失礼なことである。
何歳になっても成長への貪欲さを失ってはいけない。現状に満足しないことこそ、自分の可能性に対する最大のリスペクトなのである。(p.200)


これは、「ありたい自分」へと一気に変えるのではなく、少しずつリファクタリングしながら「自然体の自分」のパーツとして組み込んでいく、という姿勢なんだろう。


まずは、自らを限らず、自身の「可能性」をリスペクトすること。
そして、未熟さ、迷い、不安と向き合いながら、「生きる意味」のために最大限に時間をつかうこと。


「成長」は、子供や若者の専売特許ではない。
四十を越えた今だからこそ、上の2点を意識して行動につなげよう。