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気づいた人が、世界を変える 〜 出口治明さんの社長Talkインタビューを聴いて

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スマートフォンを買ってから、iPod を持ち歩かなくなった。
その結果、最近聞きそびれていたのが「藤沢久美の社長Talk」というインタビュー番組*1

ソフィアバンク副代表の藤沢久美さんが、ゲスト(自ら事業を立ち上げた社長が中心)にインタビューしていくのだが、藤沢さんのやわらかな質問の投げかけによって登場する方の人間的な魅力まで伝わってくるのが楽しい。


昨日、たまっていた何本かの中から出口治明さんへのインタビューを聴いたところ、あまりにも心に響いたので番組を3回も聴きなおしてしまった。


ライフネット生命保険株式会社 出口 治明さん | 2011年9月06日放送 | 藤沢久美の社長Talk
 


ゆったりとしたリズムで、まさに言葉を紡ぎ出すように語る出口さん。
そのお話のなかで、深く共感したのが「気づいた人」に関するいくつかのフレーズだった。


以下に引用させてもらいつつ、自分の考えを重ねあわせてみたい。

気になった出口治明さんのフレーズ 3つ

1.できる範囲で行動にうつす

気づいた人が…
自分で… 自分の出来る範囲で…
行動にうつすことが大事ですよね


この前後で「うまくいかないときに 人のせいにする人にね ろくな人はいないですよ」という発言もあり、まったくもってその通りと思った。


人のせいにしているエネルギーがあるならば、何かしら行動してみればいい。たとえ小さな行動だとしても、できる範囲で行動することで、本人の精神衛生上も、周りへ及ぼす影響としても、はるかにプラスの効果があるはず。

2.周囲の人を巻き込む

気がついた人が…
周囲の人を巻き込んで…
行動しなければ…
何一つ世界は変わらないですよね


最近、友人から仕事に関する相談を受けたのだが、そのときも「気づいた人がやるしかないよ」と返事をした。
もちろん、「気づいた人はしんどい」のだけれど、その分だけ「気づいた人は何かを生みだす」し、「気づいた人は成長する」のだとも思う。


このときのポイントは、「周囲の人を巻き込む」ということ。
はじめは自分一人の小さな行動かもしれないけれど、それに共感してくれる人は必ず一人はいるはず。その共感してくれた人に、思いのたけを語り、仲間になってもらい、その輪を少しずつ広げていく。そんな巻き込みがとても大切だと思う。

3.何を受け持つかを決める

この世界をどのように理解し…
どこを変えたいと思い…
そのなかで自分は何を受け持つか…
というのが人間が生きることであり、
仕事をするということだと思うんですよね


おそらく、会社でも地域でも「現状をより良くしよう」と考えている人はたくさんいるはず。そのときに、とりまく世界をどうとらえ、どこに違和感を感じ、自分の強みをつかってどんな風に変えていくかをうまく見いだせた人が、大きな仕事をするのだろうし、本当に世界を変えられるのだと思う。


『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』で紹介されているStrengthsFinderを試して「強み」の素を知るのもいいと思うし、『7つの習慣』にあるように、自分のミッション・ステートメントを言葉にしてみるのもいいんじゃないだろうか。



出口さんと藤沢さんとの対話を聞きながら、「気づいた人が、世界を変える」という言葉が浮かんできた。
いまいる場で、いま関わっている人たちと、世界をよりよく変えることに貢献していこうと思う。


大切なことを思い起こさせてくれた出口さんと、この場を与えてくれた藤沢さんに大感謝!

出口治明さん関連リンク

 

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