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目で考える動物

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今年に入ってから、社内で月に一度のペースで読書会を開いている。5月の課題本は『イシューからはじめよ』。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」


著者・安宅和人さんは、ヤフー株式会社のCOO室室長であると同時に、イェール大学で脳神経科学の学位(Ph.D)を取ったお方。


本書の「第1章 イシュードリブン」では、イシュー(=白黒つけるべき問題)を特定するためのアプローチの1つとして、脳神経科学者らしいこんなフレーズに出合った。

人間は目で考える動物だ。よって、かたちが見えると急速にその対象について何かがわかったと感じることが多い(論理的に理解していないとしてもそのように知覚する)。実際、我々の脳の後頭葉のほbすべては「ものを見る」ちうことに使われているとされ、目でかたちを見ることで急に本質的なポイントが顕在化することがある。 (p.90)


最近、同じ会議に参加するようになった同僚が、この「視覚化」がとても上手い人で、彼の資料を見ていると結論がスッと腹に落ちてくる。資料を見ながら説明を聞いている参加者に対して、まさに「目で考え」させるような資料になっているのだ。


あまりに見事なので、「嫉妬」を通りすぎて、いつも「感心」している。
一緒に働いている間に、できるかぎり学ばせてもらおう。

おまけ:『イシューからはじめよ』読書メモ