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ヒト感!!

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おすすめ人開本(その3)<メルマガ vol.61〜80 より>

つながり
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先日、社内向けに発行しているメールマガジン「人開レター」が 80号を迎えた。これは、2009年1月に始めた個人プロジェクトで、人材育成・人材開発に関する【言葉】と【本】を紹介する取り組み。約1年11ヶ月で80号に達したので、月に3〜4本のペースで発行してきたことになる。


メルマガで紹介した本については、このブログでも過去2回 転載した。


今回は、メルマガ vol.61〜80 で紹介した本のなかから、人材育成や人材開発に関わる方々に特におすすめの本を 3冊ピックアップした。何かの参考になれば。


目次:

おすすめ3冊

『職場学習論』(中原淳 著)

職場学習論―仕事の学びを科学する

職場学習論―仕事の学びを科学する

本書のメインメッセージは、「かかわりの中で人は育つ」というもの。
研修による人材育成ではなく、OJT での「他者とのかかわり」による学習が主たるテーマである。


本書では、職場において他者から受ける支援を「業務支援」「内省支援」「精神支援」の3つに分類している*1。それぞれの支援が、上司、同僚・同期、後輩・部下などからどのくらい提供されているか、本人の成長にどのように役立っているかをアンケートやヒアリングの結果をもとに示している。


新人や若手がぐんぐんと成長している職場では、これら3つの支援がとてもバランスよく提供されているんじゃないかと思う。逆に、若手が伸び悩んでいる職場ではこれらのバランスを見直してみるのがよいのかも。(vol.80 で紹介)

『メンタリング・マネジメント』(福島正伸 著)

メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術

メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術

この本のサブタイトルは「共感と信頼の人材育成術」。著者福島さんは「管理型マネジメントでは人は育たない」と言い切る。育てようとする人自らが「メンター」となって、

  • 見本
  • 信頼
  • 支援

を示すことで、はじめて自立型人材を育成することができる、と。


いまの時代の人材育成担当としての心得を示した一冊。(vol.069で紹介)

『人勢塾』(金井壽宏 編著)

「人勢塾」成功のセオリー
金井 壽宏
小学館 ( 2010-04-05 )
ISBN: 9784093878630

最近、ポジティブ心理学という「健康な人がより健康に生きるための心理学」が話題になっている。


このポジティブ心理学について、企業や組織で(特に人事という領域で仕事をする人が)実践する方法を研究するための会が「人勢塾」で、本書はその研究会のレクチャ内容を活字におとしたもの。


金井さんは、人事部に所属する人たちに「働く人の前向きな支援者、つまりチアリーダー」であってほしいと考えている。本書は、そんな応援者たる人事部員を応援するために出版された素敵な一冊。(vol.71で紹介)


全紹介本(人開レター vol.61〜80)

以下に、メルマガ vol.61〜80 で紹介したすべての本を載せておきます。
(凡例:【発行号】紹介した言葉/紹介した本)

【061】会社の中には敵はいない/『ザ・ゴール2(It's Not Luck)』

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス

  • 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2002/02/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 16人 クリック: 148回
  • この商品を含むブログ (149件) を見る
水野浩志さんのメルマガで読んだ印象的な言葉(関連エントリ)にからめて、TOC の対立解消図の解説を。

【062】どんな○○をしてもらいたいですか?/『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

会社の先輩に借りて読んだ「もしドラ」が思いがけずよかったので紹介。自分が育成する相手にこんな質問をしてみたらどうかなと問いかけてみた。
「あなたは、どんな研修をしてもらいたいですか?」
「あなたは、どんな支援をしてもらいたいですか?」

【063】仕事の報酬は仕事である/『仕事の報酬は仕事』

仕事の報酬は仕事―“感動”の仕掛人たち アドベンチャーカンパニー第3弾

仕事の報酬は仕事―“感動”の仕掛人たち アドベンチャーカンパニー第3弾

藤原銀次郎さんの「愉快に働く法十か条」をもとに、バンダイの人財活性化プロジェクトが編集した本を紹介。

【064】することを楽しむ/『仕事ごころにスイッチを』

「仕事ごころ」にスイッチを!―リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術

「仕事ごころ」にスイッチを!―リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術

杉山愛さんがテレビ番組で話していた「楽しいことをするのではなく、することを楽しむ」という言葉から、「ワクワクするチーム」づくりのための小阪裕司さんの本を紹介。

【065】最高の準備/『自己プロデュース力』

自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)

自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)

サッカーワールドカップで予選突破を決めた本田選手の言葉にからめて、島田紳助さんが吉本の若手に向けて語った講演録を紹介。

【066】もう半分、まだ半分/『パラサイト・ミドルの衝撃』

パラサイト・ミドルの衝撃サラリーマン― 45歳の憂鬱    NTT出版ライブラリーレゾナント016

パラサイト・ミドルの衝撃サラリーマン― 45歳の憂鬱 NTT出版ライブラリーレゾナント016

7月に入って1年の折り返し地点を過ぎたことをどうみるか、という話にからめて、人生の折り返し地点を迎えた40代の生き方を鋭く批評した一冊を紹介。

【067】知っているよ/『「賢いバカ正直」になりなさい』

「賢いバカ正直」になりなさい 信念の経営者ハンツマンの黄金律

「賢いバカ正直」になりなさい 信念の経営者ハンツマンの黄金律

月刊誌『理念と経営』で読んだ津曲孝さん(ケーキツマガリ店主)の若かりし日のエピソードを紹介。関連して、「子どもの頃に誰もが親や近所の人たちから教わり、身につけた価値観」を大切にしながら企業を経営するハンツマン氏の著書を紹介。

【068】一番欲しかったもの/『MERRY』

MERRY

MERRY

笑顔をテーマに、槇原敬之さんの「僕が一番欲しかったもの」の歌詞と、水谷孝次さんのプロジェクトを紹介。(関連エントリ

【069】影ができてるのは…/『メンタリング・マネジメント』

メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術

メンタリング・マネジメント―共感と信頼の人材育成術

植村花菜さんの「サンシャインストーリー」に出てくる歌詞と、福島正伸さんの本を組み合わせて紹介。

【070】邂逅/『人事異動』

人事異動 (新潮新書)

人事異動 (新潮新書)

10年前に必死に取り組んでいたナレッジ・マネジメント分野と、いま携わっている人事の仕事とのつながりを教えてくれた本を紹介。(関連エントリ

【071】勇気・冷静さ・知恵/『人勢塾』

「人勢塾」 ポジティブ心理学が人と組織を鍛える

「人勢塾」 ポジティブ心理学が人と組織を鍛える

ラインホールド・ニーバー氏の詩「祈り」に登場する3つの単語と、金井壽宏さんが主催した研究会の講義録をセットで。テーマは「ポジティブ心理学」。(関連エントリ

【072】一度きりの人生だから…/『自問力のリーダーシップ』

自問力のリーダーシップ (グロービスの実感するMBA)

自問力のリーダーシップ (グロービスの実感するMBA)

グロービスのミドルマネジメント・リーダーシップ・プログラム(MLP)を受講して、他社のマネジャーから聞いた言葉と研修テキストになっていた本を紹介。(関連エントリ

【073】リーダーシップは、筋肉と同じ/『リーダーは自然体』

リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)

「リーダーシップは誰にでもある」「リーダーになる能力がないという人は、使っていないか、鍛えていないだけ」と言い切る増田弥生さんの言葉と本を紹介。(関連エントリ

【074】どうなりたいか?/『MBB:思いのマネジメント』

MBB:「思い」のマネジメント ―知識創造経営の実践フレームワーク

MBB:「思い」のマネジメント ―知識創造経営の実践フレームワーク

あるセミナーで聞いた原因思考(「なぜうまくいかなかったのか」を考える)と解決志向(「どうなりたいか?」から考える)という言葉と、成果主義人事制度における MBO の弊害を説いた本を紹介。

【075】きっといつかはオレを…/『うまれる』

うまれる かけがえのない、あなたへ

うまれる かけがえのない、あなたへ

息子の誕生日をきっかけに、つるの剛士さんの「オメデトウ」に出てくる歌詞を紹介。息子に抜かれる日を楽しみにしつつも、簡単に抜かせないよう父親も成長するぞ!と宣言。本は「いのち」の大切さ・不思議さを伝える映画「うまれる」から。(関連エントリ

【076】これを通さないで、何が○○か!/『これから働き方はどう変わるのか』

これから働き方はどう変わるのか―すべての人々が「社会起業家」となる時代

これから働き方はどう変わるのか―すべての人々が「社会起業家」となる時代

ある会社の社内ベンチャー審議でやりとりされた言葉(関連URL)と、田坂広志さんの一冊(読書メモ)を紹介。

【077】 #3good /『「原因」と「結果」の法則』

「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則

twitter上のあるハッシュタグをきっかけに、ポジティブな想いを集めることの大切さを紹介。(関連エントリ

【078】同じ仲間として…/『出現する未来』

出現する未来 (講談社BIZ)

出現する未来 (講談社BIZ)

  • 作者: P.センゲ,O.シャーマー,J.ジャウォースキー,野中郁次郎,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 単行本
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この号はかなり苦労して書いた覚えがある。まだこの本の意図するところをうまく腹に落とせてないんだろうな。先日書きだした読書メモを見ながら再読するのと同時に、今週届いた『U理論』もあわせて読んでみよう。

【079】能力と機会/『ピーターの法則』

ピーターの法則 創造的無能のすすめ

ピーターの法則 創造的無能のすすめ

  • 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2003/12/12
  • メディア: 単行本
  • 購入: 8人 クリック: 111回
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『地上最強の商人』で見つけた、「能力に応じた好機会」より「好機会を生かせる能力」を求めたいという前向きな言葉を紹介しつつ、それとは逆のテイストをもつ本を紹介。書きながら、無能とは?昇進とは?を考えさせられた。

【080】あとから来る者のために/『職場学習論』

職場学習論―仕事の学びを科学する

職場学習論―仕事の学びを科学する

坂村真民さんの詩と中原淳さんの新刊をセットで紹介。
これからやって来る新入社員のために、業務支援、内省支援、精神支援の3つをバランスよく提供できる土壌(研修や職場)を準備しておきたい。

人開本 関連エントリ

追記

結局、このメルマガ「人開レター」は100号まで発行しました。
以下に、その後のまとめ記事を追加しています。

よろしければ、あわせてお読みください。

*1:業務支援……仕事に必要な情報を提供する、相談にのってくれる 等、内省支援……振り返る機会を与えてくれる、客観的な意見をくれる 等、精神支援……精神的な安らぎを与えてくれる、息抜きになる 等