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私の辞書を引いて下さい (『職場は「話し方」で9割変わる』より)

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福田健さん*1の『職場は「話し方」で9割変わる』を読書中。


職場は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)

職場は「話し方」で9割変わる (リュウ・ブックス アステ新書)


職場でのコミュニケーションにおいて、「たしかに、そうだよね!」と膝をうつポイントがたくさん文章化されている。無意識にできていることを改めて発見したり、まったく意識していなかった観点をあらためて考えるきっかけになりそう。


本書に載っていたエピソードのうち、「人に尋ねる」ことについて再考するきっかけとなった箇所を抜き書きしておく。


シチュエーションは、スペイン語を勉強している日本人に対して、スペイン人の女性教師の方が話しているシーン。

「人間の辞書って知っていますか?」
「さあ?」
「私のことです。紙の辞書でなく、私の辞書を引いて下さい。つまり、もっと私に聞いて下さい。そうすれば、紙の辞書に書いてないことも教えられるし、それに会話の勉強にもなります」(p.104-105)


今週、勤め先で開催した「新入社員修了時研修」でも、もうすぐ2年目になる新入社員たちが「教わる側から質問するタイミング」がようやく分かってきたと話していた。


上の会話のように、教える側から声をかけるだけで、職場のコミュニケーションは確実に活発になると思う。4月1日になって入社してくる新たな新人たちにも、こんなきっかけとなる言葉をかけていこう!

*1:株式会社話し方研究所 会長 http://www.hanashikata.co.jp/company/index.html