水野浩志さんの新著『結果を出す人の勉強法』を読んだ。
結果を出す人の勉強法 - 評価、信頼、報酬、ワンランク上の仕事を手にする学び方
- 作者: 水野浩志
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2009/10/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書は、メルマガ【1日3分トーク術】でもしばしばとりあげられる「学び」がテーマ。しかも、単に知識をつめこむだけの勉強法ではなく、水野さんが「体当たりで試行錯誤を続け、自分を成長させ」てきた方法について書かれている。
僕はこの1年半ほどの間に、10回ほど水野さんと直接お話しする機会があった。打合せや講義のなかでの水野さんは、昔の失敗やトホホな体験を笑い飛ばしつつオープンに語る。けっしてカッコイイ話ばかりではないのだが、不思議なことに強い説得力を感じることが多い。それはきっと、水野さんが数多くの行動をおこし、一つひとつの体験から余すことなく学びとる姿勢を見せてくれるから。
本書のなかで、僕が一番印象に残ったのは「いままで避けてきたことに取り組もう」という主張。
大きな変化を起こす実践は、気持ちいいどころか、むしろ不快感がともなう (p.203)
新しいことを実践する不快感から逃げ出したくなったとしても、1回だけでいいですから、その不快感を乗り越えて実践の成果を実感するまで、やり続けてみてください。(p.208)
キーワードは「不快感」。
人生では、これまで数多くの行動(非行動)を積み重ねてきた。その中で、なんとなく避けてきたこと、逃げてきたことにこそ、自らの成長のきっかけがあるということだろう。これを忌避との遭遇と呼んでみよう(笑)。
僕の場合は、話すこと、顔を出すこと、目立つこと、人に相談すること、教えを請うこと、頼むことなど、人に対して自分からアプローチする行為がこれにあたりそう。あわせて、入力過多になって行動できていないことも多いように思う。
まずは、具体的な行動として「社内外のお客さんや関係者に対して自分からアクセスする」、「入力の前に何か1つ出力する」を意識して実践してみよう!