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ピグマリオン効果!-自己達成を予言する力

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最近、よく頭に浮かぶのに度忘れする言葉。


忘れないようにメモ、メモ。

ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上する事である。なお、教師が期待しない事によって学習者の成績が下がる事はゴーレム効果と呼ばれる。


ちなみに、ピグマリオンとは、ギリシャ神話に出てくる王様の名前。

ピグマリオンという名称は、ギリシャ神話を収録した古代ローマのオウィディウス『変身物語』("Metamorphosen"、訳に『転身物語』とも)第10巻に登場するピュグマリオン王の恋焦がれた女性の彫像が、その願いに応えたアプロディテ神の力で人間化したと言う伝説に由来する。


でもって、初めてこの名前を知ったのは、ナレッジマネジメントについて書かれた『変われる会社、変われない会社』だった。

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

変われる会社、変われない会社―知識と行動が矛盾する経営

  • 作者: ジェフリーペッファー,ロバートサットン,Jeffrey Pfeffer,Robert I. Sutton,長谷川喜一郎,菅田絢子
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「第6章/社内の競争が敵を作り、会社の変化を妨げる」にこんな記述があり、とても興味をもったのを覚えている。

コーンは競争の効果を徹底的に調べて、次のように結論づけている。
「優れた行動に競争は必要ない。それどころか競争のない状態が必要だ」
 (中略)
競争でないとしたら、行動を駆り立てるのは何だろう。それは、「ピグマリオン効果」と呼ばれる自己達成を予言する力である。スキルや、知性や、過去の経験とは無関係に、先生がこの生徒はうまくやれると信じると、その生徒はちゃんとやってのける
リーダーが部下の力を信じて、プラス志向の期待をすると、部下は良い結果を出す。実験では、先生やリーダーが信じたり、信じたように行動すると、無作為に選んだ生徒や部下たちが平均以上の結果を出している。これが自己達成を予言する力である。


条件を満たしたら信じるのではなく、まず「うまくやれると信じる」こと。
これ、自分自身に対しても適用できそう。

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