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人間というものは、常に何かを欲している動物

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夏休みの課題図書(!?)である『人間性の心理学』 p.39 「動機づけ間の関係」からのお言葉。

人間というものは、常に何かを欲している動物であり、ほんの短時間を除いて完全な満足の状態に到達することはほとんどない。一つの願望が満たされると、それに代わって別の願望がひょっこり現れる。それが満たされるとまた別の願望が前面に現れるといった具合である。全生涯を通じて、実際、常に何かを欲し続けるのが人間の特徴であるといえるのである。そこで我々は、すべての動機づけ間の関係を学ぶ必要が出てくるのであり、また、したがって我々が求めているように幅広く理解しようとするなら、動機づけを別々に分離して扱うことはやめなければならないのである。
 (中略)
これまで動機づけ理論を構築してきた人達は、次のような事実のどちらにも然るべき注意を払わなかった。すなわち第一に、人間というものは、相対的にあるいは一段階ずつ段階を踏んでしか満足しないものであり、第二にいろいろな欲求間には一種の優先序列の階層が存在するという事実である。

動機づけ理論(欲求階層説)を提唱したマズロー氏の言葉だけに重みあり。


人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ

人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ

追記

この1週間、休暇をとって長旅に出ていたため、更新がいつもの周期とずれていました。来週から通常の水日休みに戻します。


ちなみに、課題図書のマズロー本は読了まぢか。想定以上におもしろかったので、少しずつエントリしていくことにします。