ヒト感!!

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『知識経営デザイン』/田中茂

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先日、著者田中茂さんがアレンジしてくださった意見交換会にていただいた一冊。昨日読み終えた。


本論である第二部は、NTTデータでのナレッジマネジメント実践を解説したもので、ナレッジマップと情報マップの2つを用いた田中さんたちチームの粘り強い取り組みが紹介されている。まず経営課題からナレッジマップをつくる、というところがポイントか。


個人的には、田中さんが「xxのときに役立つ本」として紹介している本が気になった。以下、購入用にリストアップ。(KMの定番本はすでに読んでいるのでここでは省略)

『デザイン魂』/トム・ピーターズ

トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)

トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)

「デザインの本質の理解に役立つ本」として紹介。
意見交換会 夜の部でも直接おすすめされたっけ。

『思考停止企業 本音のナレッジマネジメント実践ドラマ』

思考停止企業

思考停止企業

2005年の発売だがノーマークだった。ジャストシステムエンタープライズソリューション協議会(JECS)著・監修。「先進事例や失敗事例を参考にしたいときに役立つ本」として。

『わたしはコンシェルジュ 「けっしてNOとは言えない」職業』/阿部佳

わたしはコンシェルジュ

わたしはコンシェルジュ

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルのヘッド・コンシェルジュの方が書いた本。「KM推進を投げ出したくなったときに読む本」として(笑)

『テアイテトス 知識について』

テアイテトス (ちくま学芸文庫)

テアイテトス (ちくま学芸文庫)

プラトン著。対話を重視する問答形式の知、を知るために。「KMで哲学したくなったときに読む本」として。

『岡本太郎 歓喜』

歓喜 (Art & words)

歓喜 (Art & words)

「KM推進者の心の支えになる本」として。「何で?」が続いたときに。

『天才になる!』

天才になる! (講談社現代新書)

天才になる! (講談社現代新書)

同じく「KM推進者の心の支えになる本」として。暗黙的なるものが滲み出てくる形式知に触れることができる、とのこと。


最後に、インタビューの中で田中さんが語っていたセリフのなかから印象的だった箇所を。

たとえて言えば、映画のようなものだと思うのです。映画監督がナレッジマネジメントの立役者で、役者は社員全員。あるいは大道具や小道具、照明さんもいる。その中で皆が「面白い」と思うことを表出し、ワクワク感や期待感を演出するのがナレッジマネジメントのリーダーであり、知識経営の推進者なのだと思います。


ワクワク感や期待感を演出する、というところにとっても共感!田中さんの推進にかける想いがよく伝わってくる。


あらためて、素敵な献本に感謝!!