「人は“快”に向かって動く生き物だ」

『図解安岡正篤の行動学』の p.68 に以下の記述を発見。

さらに安岡は、人・組織・国などの動きの根底を『孫子』の「軍争編」で指摘する。
「兵は詐を以って変を成すものなり。故にその疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵略すること火の如く、動かざること山の如く、動くこと雷震の届く」
　（中略）
行動は何によってするかといえば、いかに動く事が利かという原理・原則で動くのだ。何も仁義・道徳で動くのではない。慈善博愛で動くのではない。利で動くのだ。

つまり、すべての動きは利益を求めたものである、ということ。
言い換えると、人は“快”に向かって動く生き物だ、ということでもある。