前回は、『影響力の武器』で解説された6つの原理から「コミットメントと一貫性」を選び、その功罪と防衛法について書いた。
今回は、470ページ超にぎっしり記述されている6つの原理について、気になる記述と日常生活での「あるある」シーン、および、それぞれの防衛法をまとめた。
帯の言葉にあるような「だまされない賢い消費者になる」ため、そして「人を説得するやり方を学ぶ」ための参考としても、いつか誰か(未来の自分にも?)役立つことを祈って。
『影響力の武器』6つの原理
- 作者:ロバート・B・チャルディーニ
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 単行本
まず、6つの原理についてのおさらい。
本書で紹介されているのは、人間の行動をつかさどる基本的な心理学の原理、すなわち、次の6つの「影響力の武器」だ。
「コミットメントと一貫性」の功罪 〜『影響力の武器』でハッとしたこと - ヒト感!!
- 返報性
- コミットメントと一貫性
- 社会的証明
- 好意
- 権威
- 希少性
以下、それぞれの原理について書いていくと……。